【感想】ひらやん「深窓からの」を読んだ。

担任に頼まれたことをきっかけに不登校のクーデレ令嬢の邸宅に通うようになった話。
ヒロインは自分の下へ来てくれた委員長を逃がさないため賭けを仕掛けて来る。
つまらないから登校するつもりはないという御令嬢だがそこはかとなく人恋しさを醸し出す。
委員長を煽ってくる攻め気質なのは、自分が求められたいからなのであろう。
脚の表現に力が入れられておりそれが見所の一つなのだが、私は手の指の方が何故か好きだった。
あとヒロインの安寧の場所である書斎の雰囲気やそこまで歩いていく描写が何か良かった。

クール系不登校攻め気質御令嬢×邸宅の書斎×脚の表現描写

担任に頼まれ不登校ヒロインの様子を見に行く話

主人公の竿役となるのは真面目系流され委員長。担任の依頼をきっかけに不登校のヒロインの邸宅を訪れるようになります。ヒロインは憎からぬ思っている人が教員の言いつけで様子を見に来ていることが気に入らなかったのでしょう。賭けを仕掛けてきて勝ったら学校に行くと提案してきます。主人公はそれを飲むことになるのですが、賭けの内容は脚攻めであり、それ以来、足繁く通うことになるのです。教員に言われているからと委員長が述べると即座にその発言を潰しに来るドえす系御令嬢かわいい。邸宅の書斎という雰囲気も二人の関係を独特なものにすることに役立っており、密会っぽさが二人だけの特別感を醸成しています。そしてなんといっても本作のコンセプトは脚。委員長が黒ストで脚攻めされ敢え無く果ててしまう描写が大変素晴らしいものとなっています。本番に及んだ際には何故黒ストを脱がしたと思った読者諸氏は多かったのではないでしょうか。御令嬢は委員長を逃がさないため身体を重ね、さらに自分を好きにしていいと述べるのですが、やはり委員長が触るのは脚であり、念入りな足に対するコダワリが感じられます。そのような足推し描写もいいのですが、個人的にはヒロインの手の指の描写の方が何か好き。いや手の指をつかった行為は一切ないのですが、机に乗って行為に及んだ時に身体を支えるために手を突くでしょ?その指が何か良かった。作者の方は脚だけでなく、手の指の表現にも何かコダワリがあるのかもしれない(ないのかもしれない)

学校をつまらないという御令嬢
黒ストおみ足表現