『一途な(処女→)彼女と恋したい』の感想・レビュー

生真面目系世話焼き委員長と恋のABCをステップアップしていく話。
ミニゲームからやると本編を始めた際の委員長の変貌っぷりに驚くことができる。
主人公は掃除当番が終わった後、友達と恋バナで盛り上がっていた。
しかし好きな人を告げた瞬間、鞄を取りに来た当の委員長に聞かれてしまう。
だが主人公は男を見せ、そのままの勢いで告白して了承されるのであった。
生真面目で世話焼きな委員長をダンドリズムしていく所に面白さがある。
委員長が抱える姉に対する心の闇とコンプレックスをどのように解消するかが見どころ。

渡部響花のキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 生真面目系世話焼き委員長
    • 渡部響花は滅私奉公。クラスの雑用を進んで引き受け、誰もがやりたがらないことを率先してやる委員長タイプのヒロインでした。そんな皆の為に尽くす響花に主人公は惹かれていったのです。一方、主人公もまたお人よしであり、義を見てせざるは勇無きなり、友達が困っていたら手助けする種族でした。ある時、掃除当番に逃げられてしまった友人を助けていたところ、掃除終了後に恋バナタイムとなってしまいます。友人に煽られて好きな人の名前を述べることとなり、渡部響花を挙げてしまった主人公でしたが、そこへタイミングよく響花がやってきてしまうという昭和のラブコメみたいなノリ。これをきっかけにしながら紆余曲折を経て改めて告白した主人公は、響花からOKの返事をもらい、フラグ構築に成功したのでした。
    • 本作はピンヒロイン・分割商法・廉価版なので、サクサクフラグ構築後の話へと進みます。ここで題材になるのがダンドリズム。いきなりセクロスするのではなくて徐々に距離を埋めていくステップアップが魅力となっています。デートに誘い、小指をからめ、恋人繋ぎと純愛イチャラブゲーが展開されます。ヒロインの人物像を深めるエピソードとしては主人公の家でおうちデートをする回。とりあえず使わない小物を段ボールにまとめて部屋の隅においておいたのですが、これが生真面目系ヒロインに火をつけます。割と潔癖なところがある響花は段ボールを開けさせ整理分類を始めるのです。私物を弄られても受け入れられる主人公は寛容やな。その日は接吻までステップアップしお開きとなるのですが、主人公の事を思って秘所を濡らす響花が一人慰みに耽るところで体験版はお開きとなります。一応伏線として、響花が生真面目系世話焼き委員長タイプになったのは偉大過ぎる姉へのコンプレックスがあることが語られており、これをどう処理するかがポイントになりそうです。

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いちかのシリーズまとめ


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