廃墟で眠っていた世界を滅ぼす可能性を秘めるAI少女:天童アリスが実存を掴み取る話。
廃部の危機に瀕するゲーム開発部から救済を求められた先生は秘伝のアイテムを求めて廃墟に行く。
そこで偶然先生たちは眠れる少女を発見。彼女を連れて帰りアリスと名付けゲーム開発部の一員にしてしまう。
最初はAIのような口調であったアリスだが、レトロRPGを何本もクリアすることで自我を獲得していく。
純粋にゲームを楽しむアリスの存在はメンバーを鼓舞し新作ゲームを作って賞を取り廃部を免れる。
後半ではアリスが世界を滅ぼす存在であるとして討伐されそうになるが、総力戦で助けに行く。
最後は心を閉ざしたアリスに対し、開発部員たちはゲームによって構築される仲間との絆を説く。
こうして主体的意志を取り戻したアリスは自ら実存を選び取りハッピーエンドを迎える。
【目次】
ゲーム開発部を廃部の危機から救え！
- ゲームを心から楽しむ天童アリスの純真さにインスパイアされたゲーム開発部は新作ゲームを作り廃部を免れる
- ある時、先生はゲーム開発部から手助けを求められる。この部活は部員と実績が共に不足していたため、廃部の危機に瀕していた。廃部を免れるためには部員獲得と実績作りが必要だったのだが、部員たちは皆コミュ障で友達がおらず、最初に作ったオリジナルゲーはKOTYでクソゲー認定されていた。そのため部員たちは一縷の望みに縋りつき、ゲームの全てが記されているという秘伝アイテムを求めることになった。このアイテムは廃墟にあるというので探索に行くと、そこには眠れる黒髪ロングの少女が存在していた。彼女を起動すると、AIのような口調で応答をされる。結局チートアイテムはゲームを愛せよということしか書かれていなかったが、AI少女を部室に連れて行き、ゲーム開発部の部員として仕立て上げることになった。彼女にはアリスという名前が与えらたが、ＡＩ口調ではすぐにバレてしまうため、アリスの情緒を発達させるべく名作レトロＲＰＧを大量にやらせていく。こうした結果、何にでもゲームに例えるゲーム脳少女天童アリスが爆誕した。この少女の存在が他のゲーム開発部を感化していく。アリスは純真にゲームを楽しみ、その原初的喜びが仲間たちを変えていくのだ！ヒキコモリ少女ユズは外に出られるようになり、炉利猫耳双子少女ミドリ＆モモイは奇想天外な手段に頼らず、真っ当にゲーム開発を試みることになる。新たに世に出されたゲームは一定の評価を受け、クソゲーの汚名返上を果たし、特別賞を獲得する。こうしてゲーム開発部は廃部を免れハッピーエンドとなる。
天童アリスとゲーム開発部と世界の危機
- 世界を滅ぼす存在であると宣告された天童アリスは心を閉ざすが仲間との絆で主体的意志を回復し実存を選ぶ
- 廃部を免れ楽しいゲーム開発ライフを送る部員たち。だが突如天童アリスがどういう存在なのかが明らかになる。なんと廃墟で眠っていた彼女は人類を滅ぼす存在だというのだ。そのため生徒会長リオが身柄を拘束しようと襲い掛かってくる。これに対しゲーム開発部は応戦するが、モモイは怪我を負い意識不明になってしまう。この状況を目の当たりにしたアリスは自分の存在が他者を苦しめていることを悟り、人生を諦めて拘束を受け入れてしまう。アリスを連れていかれた開発部の皆は意気消沈するが、復活したモモイにより士気を取り戻す。こうしてゲーム開発部は様々な団体に助けられながら、アリスの奪還を目指すことになる。世界を滅ぼすと危険視されたアリスであるが、ゲームを愛するその心で学園内の様々な人々と関係性を構築しており、人望は厚かったのだ。アリスのためならえんやこら。エンジニア部、メイドの人たち、トレーニング部、ハッカー集団等々が立ち上がる。アリスを拘禁した生徒会長リオは人類防衛のために一大巨都市まで作り上げており、総力戦が展開される。生徒会長リオは超つよつよであり、開発部や協力者の皆さんは何度も挫けかける。だがしかし生徒会長リオは誰ともコミュニケーションを取らずに何でも一人で進めてしまう独善的性格をしており、最終的に仲間との絆を尊ぶ開発部に打ち破られる。名作レトロRPGは仲間の大切さを教えてくれたのだ！心を閉ざしていた天童アリスもゲームにより育まれたその絆で主体的意志を回復し実存を選び取る！こうして天童アリスは再び日常に回帰することになりハッピーエンドを迎える。
ブルアカ メインストーリー感想まとめ
