自分が好きなものを好きとは言えないから敢えて遠ざけてしまうという話。
今回のイベストの主役を張るのはメジロライアン。
彼女は少女趣味であったがカッコよさを求められていたため自分の趣味を公言できなかった。
そんなライアンの本質をアイネスフウジンは肯定しようとするが踏み込むことを躊躇してしまう。
誰もが自分の本質を隠そうとする中、マーベラスの天真爛漫さがセカイを救う!
マーベラスに感化されたピコーペガサスはボーノ、アイネス、ライアンのトラウマを解放する。
少女趣味を肯定できたライアンがアイネスに心を開き髪形を女の子らしくする立ち絵がスゴイ。
他者の目があるため、自分の好きなことを好きだと公言することは難しい
- 好きを好きだと言えないからこそ、それを後押しすることが重要だ
- 今回の主役はメジロライアン。彼女はメジロ家の中でも「カッコイイ」ことを世間から求められており、自身でもそうあるように振る舞っていた。それはライアンの対となる存在のメジロマックイーンが「可愛い」・「美しい」ことを求められていたことに対するコンプレックスに起因するものでもあった。だがライアンの本質は少女趣味であり、ホントウはカワイイことが好きだったのである。しかしライアンはそれを言いだすことは出来ず、ヒメゴトとして心の奥底に仕舞っていた。そんなライアンに接してその本質を受け入れたかったのが、アイネスフウジン。彼女はライアンの本性を解放するために、バレンタイン期間に限定でカフェ経営をすることを提案する。メジロ家のおばあ様の後押しもあり、お店をまるまる一個貸し与えられたライアンは、アイネス、ボーノ、ピコーペガサス、マーベラスサンデーと共にカフェをやる。
- 自分の好きを否定される恐怖
- あなたの好きは本当に否定されたのですか?
- 踏み出すことの勇気を!
- ピコーはライアンに好きと伝えられないファンを後押しするのだが、この一連のやり取りの中で、ライアンは自分が勇気が無くて踏み出せずにいることを認識する。こうしてピコーに感化されたライアンは少女趣味をさらけ出す勇気を得るし、そんなライアンの少女趣味にアイネスが応えて買っておいた髪飾りを贈る。ライアンがアイネスに髪の毛を可愛くしてほしいとねだり、立ち絵が変化するところは今回最大の見せ場と言える。いにしえのヴィジュアルノベル「東鳩」であかりが髪形チェンジをして立ち絵を変化させた演出の衝撃は後々の作品の立ち絵表現に影響を与えたものであるが、本作ではライアンが自分の少女趣味を肯定できた象徴として機能した。以上により、自分の好きなことを好きというのは大変難しいし勇気がいる。だからこそライアンはそんな勇気を出すための後押しがしたかったのだと悟り、カフェのコンセプトが決定するのであった。
今回のイベストに出てきたウマ娘のキャラストーリーはコチラ!