軌跡の「始発点」としてVol.1でバッドエンドになった世界線の闇堕ちシロコ(シロコ*テラー)を救済する話。
対策員会編がバッドエンドに終わり仲間たちを失って精神崩壊したシロコは全ての命を死へと導く存在となる。
だが絶望したシロコを救ったのは先生であり、自らの命を賭してプレナパテスとなりシロコ*テラーの支えとなる。
プレ先生が取った手段とはハッピーエンドの世界線に接続して、別の世界線の自分にテラコを託すことであった。
世界を滅ぼすためにやってきたのではなく、全てはテラコを救うために行われていたことだったんですね。
先生はテラコだけでなくA.R.O.N.A(プラナ)も救済。アロナはその力も使って今度は先生を死から救う。
こうしてVol.1バッドエンドは転換した。メインストFinalだけどVol.2以降のバッドエンドも救うんですよね?
全てはテラコとプラナを救うための大掛かりな舞台装置だったというワケ
- 最初に断片的にバッドエンド集を見せて置いて、それらを所与のものとして多くは語らないけれども、プレイヤー視点ではハッピーエンドに導き、バッドエンドの世界線を収束させていくという構造が良いね
- ブルアカという作品は冒頭からバッドエンドを迎え、傷ついた連邦生徒会長から先生へと託されるカタチでゲームが始まった。だが先生は順風満帆にクリアできたのではなく、プレイヤー視点ではない数多の先生がバッドエンドを迎えたのである。今回は「あまねく奇跡の始発点」ということで、バッドエンドが転換される「始発点」ということに注目が集まった。これまでメインストーリーはVol.1~4まであったわけだが、それぞれバッドエンドを迎えたことが匂わされていた。
- 「始発点」ということはVol.1ということであり、バッドエンドを迎えて反転してしまったシロコ(シロコ*テラー)がメインヒロインを張ることになる。Vol.1において対策委員会が借金返済に失敗し、仲間たちが離散していった世界線では、一人残ったシロコがそれでもしがみ続けた結果、精神崩壊してテラコとなってしまったのである。絶望したテラコは全ての命を「別の場所(あの世)」へと導く役割を持つ存在と化した。メインストFinal3章までは死をもたらす存在であるテラコが、プレイヤーの世界線を滅亡させるためにやってきたのだというような雰囲気を漂わせていた。だがそれはブラフであり、バッドエンドの世界線でも先生は最後まで生徒の為に奮起していたのだ。自らの命と引き換えにプレナパテスとなり、テラコを救おうとする。即ちプレ先生が世界線を越えてやってきたのは、別の世界線の自分にテラコを託すためだったということが判明する。
- プレ先生の想いを組んだ先生は自分の分の脱出シークエンスを使ってテラコを救済する。だがこれでは先生が死んでしまう。この状況を打開するのが、プレ先生を支えていたA.R.O.N.Aだったのだ。先生はテラコだけでなくA.R.O.N.Aをもまた救っており、アロナは別の世界線の自分と協力して奇跡を起こす。こうして先生は生き残ることが出来た。エピローグでは生還したものの全裸となってしまった先生がタブレットだけもって生徒に駆け寄ったことがニュース報道として描写される。テラコは一つの世界線に自分が二人いる事になる矛盾を避けるため去ろうとするが、シロコから覆面を託されることで状況を受け入れることができた。またA.R.O.N.Aもアロナから新しい名前であるプラナを貰い共存することとなった。
- メインストでバッドエンドになった世界線はまだVol.2~Vol.4まで残っている。これはまだ「始発点」に過ぎなく、全てのバッドエンドを回収するのではないか?そのたびごとにアロナが増えていき、最終的に全てのアロナが集結することで、連邦生徒会長に戻るというような感じが漂っている。
ブルアカ感想まとめ