ブルーアーカイブ「天雨アコ(ドレス)」絆ストーリーの感想・レビュー

有能だがムキになりやすく素直になれないヒス気味なアコ行政官のためにドレスを選ぶ話。
万魔殿と対立している風紀委員の天雨アコはパーティーのドレスの件で煽られムキになる。
アコは自分が先生のお気に入りのドレスを身につけることでステイタスシンボルを得ようとした。
だが当然の如くアコはそれを自分から言い出すことなどできず、半ば強引に先生に選んでもらう。
色やデザインの選定だけでなくドレスの試着からお直しまで同行させデートを楽しむアコ行政官。
さらには本番の前に、別の招宴に先生を連れて行き、二人きりの時間を過ごそうと目論む。
アコはドレス専用の紐のようなインナーを見て恥ずかしがり、返品すると息巻いていたのだが……
アクシデントでドレスが破れてしまった際、身につけていたのはそのインナーだったのである。
口では先生に反発しながらも先生の好みの服を着たいというアコの複雑な乙女心が描かれた話であった。

ドレスアコのキャラクター表現とフラグ生成過程

先生の好きなドレスを身に纏うことでステイタスシンボルを得ようとするアコ

いつもカリカリしていてちょっとヒス気味な天雨アコ行政官。先生に対して反発することも多いけれど、基本的には素直になれない好意の裏返し。結局反発しながらもウキウキで言うことを聞くのである。今回は万魔殿に煽られた結果、私財をはたいてパーティー用の高級ドレスを購入することにしたのだが、先生が選んだ・先生好みのドレスを着ることに執着することになる。好きな人が好きなデザインのドレスを好きな人に直接選んでもらうことでステイタスシンボルを得ようとしたのである。しかしいつものようにアコは素直にそれを言い出すことができないので、半ば強引な形で無理やり先生に選ばせることとなる。尚且つ先生が選んだドレスが露出が多いだなんだと文句をつけ、そのうえ文句をつけたのにウキウキでそのデザインを選ぶのだ。

さらに天雨アコはドレスを選んで貰っただけでは飽き足らず、高級淑女服店にまで先生を同行させドレスの試着からお直しまで付き合わせるのである。後はお渡しを待つだけとなった時、アコは風紀委員の仕事で戻らねばならなくなり、先生が受け取りをして届けることになる。この時、ドレス専用のインナーがあることを知った先生は、善意で購入してあげるのだが、さぁ大変。なんとこのインナーは紐の様な下着であり、アコは返品返品と大騒ぎするのであった。

だがアコはこの先生に買って貰った下着を気に入り、大切に着用していたことが明らかになる。アコは本番のパーティーでは先生を独占できないため、事前に風紀委員と取引のある企業の招宴に先生を連れて行く。おろしたてのドレスに戸惑うアコは先生に寄り添い手を引いてもらうのだが、裾に躓いてドレスを破ってしまう。先生は安全ピンで応急処置をしたところ、半裸状態となったアコのインナーを見てしまった。それが先生が購入した紐のような下着であり、あれだけ返品すると騒いでいたアコが身につけていたことが判明してしまう。慌てたアコは何度も見苦しい言い訳をして自分の首を絞める結果に。

その後、先生の活躍でドレスの修復は完了し、招宴は無事こなせた模様。苦労をねぎらう先生であったが、ここでアコは先生にデレる。アコは先生が自腹で買ってくれた紐下着を、大切にしますねとメッセしてきたのだ。アコシナリオの先生は寛大で度量があり、アコの言いがかりを受け容れてくれる貫禄があるため、アコもかなりムチャブリして子どもっぽい我儘な自分をさらけ出せているのであろう。

先生を前にすると素直になれずヒスデレになってしまうアコ
先生に選んでもらった(と称する)ドレスの試着に先生を同行させるアコ
先生に初めてを捧げたいアコ
先生に買って貰った紐下着を身につけていたアコ
ドレスアコ メモロビ
紐下着を大切にするとモモトークしてくるアコ

別衣装