ブルーアーカイブ「間宵シグレ」絆ストーリーの感想・レビュー

飲酒と酒造を好み飄々と先生にアプローチするが大人としての包容力で返されてしまう話。
間宵シグレは旧ソ連(をモチーフとする国)でシベリア送り(流刑)された女の子たちの一人。
辺境の地に上手く適応し雪山での暮らしや狩猟生活に馴染んでおりジビエ料理なども嗜んでいる。
その性格は飄々としており常に余裕をもって先生に接し時には大胆なアプローチを取るのだが……
なんとシグレ√の先生はイケメンっぷりを発揮し、大人の余裕を以てシグレを受容するのであった。
遭難してシグレにおんぶで市街地まで運んでもらったお返しには高級レストランのディナーでお返し。
ジビエを振る舞おうと野生動物の肉を持ってきたシグレには逆に先生がその食材を用いて料理してあげる。
自分の性格を理解しているシグレがウザ絡みは迷惑だろうと自重しようとするも先生は彼女を肯定する。
こうして飄々としていたシグレがいつしか先生に惚れ込んでいく姿が丁寧に描かれていった。

間宵シグレのキャラクター表現とフラグ生成過程

ウォッカで暖を取ることが禁じられると裸でハグして温まろうとするシグレ

間宵シグレは旧ソ連でシベリア送りにされ流刑地で逞しく生きる少女。その性格は飄々としており流刑地での暮らしを左程苦には思わず雪山に適応し狩猟や採集をする等して皆で協力して生きていた。特筆すべきキャラ造形はやはり飲酒と酒造を好むこと。ウォッカを持ち歩いており、寒さを凌ぐため身体を温めるべく飲酒したり着火に使ったりとアルコールを嗜んでいる。先生に対しても余裕ある態度で接し、雪山で暖を取るための飲酒を禁じられると服を脱ぎ裸でハグして温め合おうと提案してくる。狩猟の際には熊や鹿を運ぶため力持ちであり、先生を難なくおんぶして市街地までエスコートできる程。

こうしてシグレは飄々とした性格、余裕ある態度で先生を揶揄おうとしてくるのだが、シグレ√の先生は強かった。おんぶで運んでもらったお礼にと辺境暮らしのシグレに都心の高級レストランで夜景を見ながらのディナーを御馳走してあげる。さらにジビエを振る舞いたいと食材を持って先生の仕事場にやってきた際には、先生がその食材を使ってシグレに料理を振る舞うのであった(先生って料理上手かったんだね……)。シグレは自分が料理してあげたかったのに……と曇りかけるのだが、先生はシグレと一緒に食事ができることこそが嬉しいと応え、クリティカルヒットを放ち好感度を爆上げさせていく。

以上により、飄々として余裕ある態度を持っているシグレが、先生の前では大人の包容力で返されてしまうという構造が、シグレ√を大変趣深いものにしている。終局部においては、自分の性格を自覚しているシグレが先生の職場に頻繁に来ては迷惑だろうと自重しようとしるのだが、先生はシグレの訪問を歓迎すると応えるのだ。これが決定打になりシグレは先生への慕情をますます深めることとなった。

シグレ メモロビ
仲間との絆を大切にしているが、それはそれとして先生との二人だけの時間も大切にしたいシグレ
先生料理上手かったんだね……
シグレに殺し文句を放っていく先生
自重しようとするも先生に受け容れられるシグレ
先生の下へ通い妻することになったシグレ