【感想】ブルーアーカイブ「夏の特殊作戦! RABBIT小隊と消えたエビの謎」(2023.06.21-07.05)

閉鎖的な田舎の漁村において不和だった地域住民・観光客・派遣警官が和解し私企業の不正に立ち向かう話。
公園での野営生活を過ごす特殊学校の生徒達であったが、夏の暑さには耐え切れず苦しんでいた。
そんな折、学園都市でエビが流通しなくなったため、先生は調査と称して特殊学校の生徒を引率して漁村に向かう。
だが小さな田舎は自己のコミュニティに閉じこもって閉鎖的であり、外部の人間に向ける目は冷たいものがあった。
そのため当該漁村では因習にとらわれて外部の人間を排斥し、観光客や派遣警官と仲が悪かったのである。
このような状況を隠れ蓑にして悪徳私企業はエビの買い付けを装い高級品の密輸と脱税を行っていたのだ。
特殊学校の生徒たちが対立していた人々を繋ぐ架け橋となり、見事不正を暴いて私企業を取り締まることに成功する。

特定産品の流通が急にストップしたことで違和感を抱いた特殊学校の生徒達

領内でエビが流通しなくなった原因を探れ!

公園で野営生活を送る特殊学校の生徒達。夏の暑さは厳しく、冷房も冷蔵庫も無い現況は耐えがたいものがあった。だからといって避暑に興じるわけも行かず、唯々耐える事しかできなかった。そんな折、学園都市内でエビの流通が止まるという事件が発生する。先生はこの調査を口実にして、特殊学校の生徒達にバカンスを提案する。大義名分を得た少女たちは漁村へと繰り出し水着を身に纏い観光を楽しむのであったが、地域住民の目線は冷たかった。地域住民は因習に囚われ、動画配信者のシロクマは怪しい動きをし、派遣警官は地域に溶け込めず憂さ憂さしい生活を送っていたのである。そんな鄙びた漁村を隠れ蓑に不正を行っていたのが悪徳私企業であり、彼らは買い付けたエビを投棄して箱の中に密輸品を詰め足がつかないようブラックマーケットに卸していたのである。
 

ギスギスする地域住民・派遣警官・観光客の釣り人

特殊学校の生徒達もまた漁村では排斥の憂き目に遭う。だがその特殊スキルを遺憾なく発揮し、老朽化したライフラインや港湾を整備することで、地域に受け入れられて行く。また動画配信者のシロクマの怪しい動きは釣り動画を撮るためであったし、派遣警官が漁村を嫌うのもくさやの匂いに起因するものであることを突き止める。特殊学校の生徒達のおかげで漁村の人々は少し心を開くようになりシロクマに釣りを指南し、美味しいくさやの食べ方を派遣警官に教えたことで、皆が和解していく。と、なればあとは悪徳企業の不正を暴くだけ!因習を隠れ蓑に人目を避けていた輸送船を突き止めると動力部を爆破。小舟で乗り込み不正現場を摘発する。と、いうか買い付けたエビを投棄して箱の中に密輸品を詰めるという行為については、流通量を減らすだけならまだしも全部捨てて流通そのものを止めたら不法取引で感づかれるのは分かりそうなものだが。だがこのことは、それだけ学園都市の治安が上手く行ってなかったことの証左なのかもしれない。ともあれ、特殊学校の生徒達の活躍で大団円を迎え、エビが再び流通し始めただけでなく、閉鎖的な因習に囚われていた鄙びた漁村が外部に開かれ出し、地域住民・観光客・派遣警官の関係性が改善されてハッピーエンド。

SRTによる老朽施設の改修とインフラ整備で地域住民に受け入れられて行く
エビの輸送に偽装して密輸を行っていた悪徳企業
SRTの活躍により成敗!勧善懲悪展開
SRTに村を救われた地域住民は外部に対して心を開くようになった