ブルーアーカイブ「霞沢ミユ(水着)」絆ストーリーの感想・レビュー

存在感が希薄で周囲から認識されないことにコンプレックを抱く陰キャ少女と地味に夏の海を楽しむ話。
霞沢ミユは生まれながらにしてステルス性能を持っていたため他の狙撃手と異なり変装を必要としなかった。
そのため制服しかもっておらず、それではあまりにも海の任務では目立つため、水着を購入することに。
(※イベストでは狙撃用の擬態服を着るという話をしておりシナリオライターによる設定矛盾が生じている)
海でもその性能を発揮したミユは人の気配に敏感な大物の魚を釣り上げることに成功するが逆に目立ってしまう。
その後、ミユは先生と夏の海を陰キャ的に堪能。一緒に小石拾いをしたり、夕日を眺めたりする。
特に夕日イベントでは普段狙撃の潜伏のため空が狭かったが海ではどこまでも続く水平線に感動する。
こうしてミユと先生はその関係をより一層深めたが、最後はミユが存在を認識されるために街を水着で徘徊し出す。
ミユの目論見通り衆目を浴びることには成功したが、先生は生徒を水着でお散歩させるhentaiだと思われてしまう。

水着ミユのキャラクター表現とフラグ生成過程

先生と一緒に潜伏しながら釣りを楽しむミユ

霞沢ミユは存在感が希薄な少女。周囲から認識されないという特性を持ち、それを活かして特殊部隊の狙撃手を担っていた。だが普通狙撃手は周囲に擬態するものだが、ステルス性能を持つミユにはその必要はない。それ故、私服を制服しか持っていなかったのである。そんなミユだが流石に制服で海に行けば目立ってしまう。と、いうことでミユは水着を身に纏うことでステルス性能を継続し、海で釣りに興じるのであった。先生と二人で釣りをしていたミユはそのステルス性能の恩恵を受けて人間の気配に敏感な大物を見事フィッシュすることに成功する。だがこれにより目立ってしまい、当初のステルス性能の意味が無くなってしまった。しかし周囲と異質な行動をすれば目立てるということをミユは学び、最後のオチの伏線として繋がる。
 

自己卑下しがちなミユが先生に肯定されきゅんきゅんくる場面

だがここではオチの前に展開されるイチャラブ描写を見ておこう。陰キャなミユは自分と共通点を感じるという理由で何の変哲も無いただの石ころを集めることが趣味であった。先生はこれをよく覚えており、ミユとの海辺での石拾いでもミユが好きそうな石を拾うことに成功する。ミユにとってその石は満足するものであったが、石にも普段通りの生活があるだろうと思い立ち、全て元の場所に戻してしまう。だが先生の行動が無意味かというとそうでは無く、ミユは先生の気持ちの象徴として写真に小石を収めたのであった。さらにミユとの陰キャ的海デートは続く。ミユと海岸線の空を眺めて堪能するのである。ミユは狙撃手であることから隠密行動をすることが多く、普段は空を狭いものとして感じていた→→ビルに隠れたり森に潜んだり。だが海での任務により水平線の彼方まで見渡すことができ、その空の広さを知るのであった。
 

いつものオチ。先生、生徒にhentai行為をさせていると勘違いされるの巻

こうしてミユと先生はひと夏の思い出を作り関係性を深めるのだが、いよいよいつものオチがやってくる。ミユは自分の存在が他者に気付かれないため日常生活に不便を感じていたが、奇抜な格好をすれば認識してもらえると変な風に学習していたのだ。そのため街中に水着で繰り出すというhentai行為に及んでしまう。そしてその行動は周囲の大衆にとって先生が無理やりさせているように映るのである。先生はとてもいい先生なのに、どうしてかお約束のテンプレオチになってしまうのであった。

水着ミユシナリオの夕焼けの場面良いよね

空の広さを余白と表現するってグッとくる
自分が好きな海の夕暮れの空を先生ともう一度見たいミユ
先生になかなか自分の想いを言い出せずにいた所、先生から言って貰ってときめくミユ