先生と距離感が近いイロハだったが、ヒナの正妻っぷりを敗北感を抱き見て身を引こうと曇る話。
イロハは篭絡作戦を口実として先生にちょっかいをかけて楽しんでいたがそれ以上先に進めなかった。
一方でヒナは自分の想いをストレートに先生へぶつけられるようになり正妻として磨きがかかってくる。
ヒナと先生の関係性はイロハにとって眩しいものであり泥棒猫のような自分をみじめに思い身を引く。
最終的にヒナがイロハに情けをかけたことで救われたが、それがまたイロハにとっては光であった。
ヒナの善性に触れたイロハは自分もまた前に進むことを決意。先生の唇を奪い濃厚な接吻を見せつけた。
ヒナとイロハの先生を巡る関係性モノ。ヒナと先生の眩しさがイロハの感情を陰らせる!
万魔殿のイロハは篭絡作戦を口実に先生をサボりに誘い、しばしばちょっかいをかけ、親しい関係性を築いていた。二人の間柄は気安く親しいものであったが、イロハのちょっかいにより成り立っており、だからこそ先に進めなかったのである。一方で万魔殿と対立関係にある風紀委員の長ヒナは真面目な堅物で抱え込みやすく先生との距離感も分からなかった。だがイロハの助言により素直に感情を出せるようになり、ストレートに先生を求めていく。そうなればヒナの方が先に進むわけで、母性を開花させたヒナは圧倒的な正妻っぷりを見せつける。ヒナと先生の仲睦まじい様子はまるで夫婦のようであり、イロハは自分が泥棒猫のような存在に過ぎないとみじめに思う。こうしてイロハは身を引こうとし、徐々に曇って行くのであった。万魔殿のトップであるマコトからも篭絡作戦の中止を伝えられたため、イロハは先生から遠ざかって行った。
イロハが来なくなったことを心配する先生だが、今まで先生に対して優位な姿しか見せて来なかったイロハは今更甘えることができなかった。拗れてしまった先生とイロハの関係性。そんな二人を見たヒナは、かつて自分がイロハの助言で救われたこともあり仲裁に乗り出す。この時丁度万魔殿が蜂起しており、いつもは作戦に乗り気でないイロハが(半ば八つ当たり気味とは言え)かつてない戦意を見せていく。鎮圧に向かったヒナはイロハと直接対決!TIGERIを駆るイロハは屈指の殲滅力を誇るが、先生に頼まれたという圧倒的なバフを受けるヒナは苦も無くこれを制圧。ヒナの勝利に終わった。
こうしてイロハは名実共に先生を諦めかけるのだが、ヒナが救いの手を伸ばす。イロハは何故自分を気にかけるのか、自分がいたらヒナと先生の関係がややこしくなるとヒナを糾弾。拗ねるイロハに対し、イロハは理由を説明していくが、中でもイロハの琴線に触れたのが、「それにあなたも知ってるはずでしょ?私の大好きな先生ならきっとなんとかしてくれるわ」という無条件の信頼だった。この時の女神の様なヒナの微笑みにイロハもノックアウトされ、自分もまた前に進む覚悟を決めたのであった。ヒナに背中を押されたイロハは皆の前でベロチューを決行!唇に濃厚な接吻を交わし下を絡めて唾液を吸い取る。これまで曇っていた報復かのようにヒナに対して「ごちそうさまでした」をキメるのであった。オマケページではイロハに煽られたヒナも対抗して接吻したようで顔を赤らめるイオリと宇宙猫になるアコが描かれている。