ブルーアーカイブ「霞沢ミユ」絆ストーリーの感想・レビュー

存在感が薄くネガティブで肯定感が低く自己を卑下することで精神的安定を図る少女の話。
霞沢ミユは一流のスナイパーであり自らの存在を希薄化させ隠密行動に優れていた。
だがそれは元々影が薄く他者から認識し辛いという特性から来るものであり日常生活に不便であった。
それは自動ドアが開かない程であり、買物も出来ないため、先生と一緒に行動する事を必要としていた。
存在感の薄さに嘆くミユであったが先生はそれもまた才能であるとスラダンの魚住ばりに肯定する。
ミユの存在感の薄さは野生動物の警戒心を解き、触れ合いが出来るという長所に転化していった。
だが狙撃訓練の際にそれが仇となり野生動物に身体を触られ狙撃を邪魔されてしまうという欠点になった。
また否定的な妄想をすることが多いミユは落ち込むことも多く気晴らしに先生と一緒に小石拾いに出かける。

霞沢ミユのキャラクター表現とフラグ生成過程

先生と一緒なら安心感を覚えるネガティブ系少女
  • 自己を卑下することで予防線を張り本当に傷つくことを防ごうとする少女
    • 霞沢ミユは隠密性に優れる一流の狙撃手。だが極端に存在感が薄いという特性に由るものであり、ネガティブで否定的な思考に陥りやすかった。自分はダメだ・生きていても仕方が無い・私なんかが・生まれてすみませんと自己を卑下しがちだった。だが自己卑下に走るということは敢えて自分で自分の評価を下げることで、他者から否定されても傷つかないという予防線を張るということでもあった。そんな割と面倒くさい女が霞沢ミユであり、先生は押したり引いたりしながらミユと付き合っていく。
存在感が薄いのも才能!
  • スラダンの田岡監督を思い出した人は挙手
    • ネガティブで否定的になりがちなミユに対して、先生はスラダンに於ける陵南の顧問のような励まし方をする。陵南の魚住はかつてデカいだけと言われてアップのフットワークにもついていけず悔しい思いをしてきた。そんな魚住に対し顧問はデカいのも才能だと肯定するのである。ブルアカの先生もミユに対して存在感が薄いのも才能だ!と肯定し、野生動物が逃げないことを発見する。こうしてネコチャンと触れ合いの時間を楽しむことが出来た。だが狙撃訓練の際には野生動物に邪魔をされてしまうことに。しかもミユは野生動物に尻を触られたり耳をくすぐられたりしたのを先生がやったと思い込み勝手に発情していく。野生動物のことを伝え、改めて狙撃に集中したミユは見事1キロ以上離れた精密狙撃に成功した。

 

嬉々としてペット用首輪をつけて街に繰り出すミユ
  • 首輪プレイ
    • ミユは存在が認識されにくいため、買い物も困難。店員に対応してもらえないどころか自動ドアすら開かない始末。先生に付き合って貰って初めて買い物ができるのであった。ミユの認識度を上げる為先生は鈴をつけたらどうかと助言するのだが、ここでミユが取り出したのはペット用の首輪!ミユはそれを身につけると先生の制止も聞かず喜び勇んでシャーレの外へと飛び出していく。近所の住民はミユの存在に気付いたため嬉々として歩き回り、先生は何とかそれを止めようとするのだが、近所の人々には女生徒に首輪をつけて野外プレイをするという評判が立ってしまった(なんだいつもの首輪シナリオライターか)。

 

先生に尻を撫でられ耳に吐息をかけられていると勘違いし発情するミユ
  • 後藤邑子さんがブルアカでも声優をしており今もなお第一線で活躍していることに狂喜乱舞
    • ラストは小石拾い。ネガティブなミユは落ち込みやすく気分が暗くなることもしばしば。それを話したら先生は趣味を楽しむことを提案し一緒にやることになる。ミユの趣味とは小石拾いであり、しかも珍しい石や綺麗な石ではなく何の変哲もない路傍の石を探し自分と一緒だと共感することであった。先生は逆に特徴のある石ばかり拾ってしまいミユに怒られることになった。それにしてもこの霞沢ミユ、声を聞いたらなんと後藤邑子さんであった。私はあんまり声優のことを知らないのだが、この後藤邑子さんは別格のベテラン。みずいろのひよりんやハルヒのみくるんるんなどを演じた凄腕の声優でありへにゃへにゃした声を担当させたら日本一とも言われる御人物。そんなベテランの後藤邑子さんがブルアカでも声を担当しており未だに第一線で活躍している姿を見てちょっと感動しちゃった。
ブルアカでも第一線の活躍をしている後藤邑子さんを見て感動!