一之瀬アスナが、正妻を気取っているユウカから先生を寝取り、その切なさや「欠落」を埋める話。
何も考えなくても全てが上手くいく超幸運の代償としてアスナが支払っている「欠落」がテーマ。
一之瀬アスナは天真爛漫な大型犬アホの子だが何も考えなくても全てが好転するラッキーガール。
だが代償も無しにそんな幸運があるわけもなくアスナには「欠落」があり時々壊れてしまう時があった。
本作ではそんなアスナの「欠落」が先生とのイチャラブすることで独占欲により埋められていく。
自分が壊れていることを無意識に感じているアスナが先生に肯定されることで安堵する描写が趣深い。
一見すると絵が綺麗な実用的抜きゲーのように思われるが原作を昇華しアスナの心情が良く描かれている。
ユウカから先生を寝取る背徳感・自分だけが先生に求められている独占欲・切なさや欠落を埋めて貰える安堵感
- ユウカから先生を寝取る背徳感
- 本作は主にコインランドリー、セーフハウス、バニー衣装の3場面で展開される。まず導入部分であるがユウカと行為に及んでいる所から始まる。ユウカはいつもの如く先生に身も心も委ねながらも素直になれずブツクサと文句を言ってしまう。それに耐えられなかった先生は執務室を出奔したわけだが、雨の中で任務を終えたアスナと出会い、コインランドリーへGO!濡れた服を洗濯してしまうアスナと温め合うところから身体を重ねていく。ユウカと先生が肉体関係を持っていることは周知の事実であり、アスナもまた知っていた。それを踏まえた上でアスナは自分にもして欲しいと先生を求めるのである。こうしてアスナはユウカから先生を寝取ることに成功し、逢瀬を楽しむことになる。アスナは自分の長所を良く捉えており自慢の長乳が他の生徒と比べてどうかを先生に訊ねアピールしていく。そしてまた先生に口淫奉仕するうちに昂りを覚えていく。ひとしきり満足した後、ユウカに後ろ暗い所がある先生が執務室に帰れないことを告げると、アスナはセーフハウスへ先生を連れ込み第2ラウンドが開催される。
- 自分だけが先生に求められている独占欲
- セーフハウスではアスナの奉仕と独占欲がクローズアップされる。身体を温めるために一緒に入ったお風呂において、アスナは自分の乳だからこそ好きだと先生に言わせるために紅葉合わせでご奉仕を開始。先生を攻め立て無事に好きだと言わせると疼いた身体の足りなさを満たすためにベッドに誘う。最初こそ先生が正常位していたが、アスナに騎乗位でとって代わられ、またもやご奉仕で攻め立てられる。先生の理性を完全にブチ切ったのが頭の中をアスナだけでいっぱいにしちゃってよという煽り文句。一瞬、ユウカのことが頭によぎった先生だが、それはユウカが文句を言う場面であり、それとは対照的に何でもさせてくれるアスナに先生は理性を崩されたのである。こうして先生はアスナを求め、お互いをお互いが独り占めするのであった。行為後のピロートークがまたいい味を出しており、これまで感情が希薄であったアスナが先生にそれを与えられていくうちに、欲張りになってしまったと心情を吐露していく場面は必見。ご奉仕はアスナがひとりじめとハグしてくる描写は大変愛らしいものとなっている。
- 切なさや欠落を埋めて貰える安堵感
- 第3場面はバニー衣装コス。公式でデザインとスチルが発表された時にはファンアートが量産されブルアカそのものの認知度を爆上げさせた例の衣装である。空っぽになるまでご奉仕すると決めたアスナは先生をバニーでの紅葉合わせや騎乗位で徹底的に搾精していくのだが、途中で先生からのご奉仕を受け立場が逆転。これまでにない快楽を与えられ、絶頂に次ぐ絶頂。最後は背面から子宮を貫かれて膣出しを決められ逝かされるのであった。こうして先生上位で終わるかに見えたが、アスナは最後までご奉仕をするといってお掃除を始め、もう出ないと言う先生を無理やり勃たせて搾り取る。そこには情愛が籠っていたのだが、アスナの切なさもまた込められていた。先生と一緒にいればいる程、離れる時の寂しさがこみあげてくるのだ。「ずっとこうしていられたら良いのにって思うことは―いつか終わりが来るってことなのかな?……なんて。」という台詞は破壊力バツグンである。「こんなに幸せな気持ちになっても―いいのかな…ご主人様?…」と泣き笑いするアスナに対し先生は頭を撫でて優しい言葉をかけることで安堵感を与えるのである。こうして欠落を埋められたアスナは安心して眠りにつく。翌朝も朝チュンで大ハッスルなわけだが、オチに使われるのがユウカであり、先生が戻ってこなかったこと寝取られて終わる。