プリキュア冠タイトル映画

【感想】『映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』(東映、2022年9月23日)

悪い大人に騙され才能を利用されて成長した青年が真相を知って絶望し逆恨みする話。 和実ゆいは幼女時代、陰鬱な少年にお子様ランチを食べさせ笑顔にしたことがあった。 少年はこの時のお子様ランチを心の支えにして努力し、その才能を認められ純粋に育った…

【感想】『映画 トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』(東映、2021年10月23日)

13,000年前に彗星の衝突で滅んだ亡国の王女が歪んだ方法で国を再興しようとする話。 シャロンは国家再興の手段として人々を笑顔に出来る人材を探して招聘していた。 トロプリメンバーは海水浴に来ていた人々を笑顔にしたことでお眼鏡にかなうことになる。 シ…

【感想】『映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』(東映、2021年3月20日)

歪んだ母子愛により生み出された魔獣が自己の承認欲求を満たすために東京を破壊する話。 とある女性ハカセは、どんなに研究しても社会が良くならないことに疲弊し絶望した。 そんな時に出会ったのが奇跡の花から生まれた精霊であり、娘のように大切に育てて…

【感想】『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』(東映、2019年10月19日)

惑星が最後を迎えた際に数多の小さな星の子が生まれるという設定で、その子と絆を深める話。 本作の主役は羽衣ララ。彼女は地球人に異星人だとバレないよう星の子に厳しく指導する。 そのため星の子からは嫌がられるが星の子もララが自分の事を思っての事だ…

【感想】『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』(東映、2018年10月27日)

15周年記念作品として「女性におけるワンオペシングル育児」と「男性における人生の虚無感」を救済する話。 何も手にすることが出来ずに人生が終わった弱者中年男性にも未来に可能性があることを説き救済する。 本作の敵役は使われることの無かった古いカメ…

【感想】『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』(東映、2017年10月28日)

菓子作りを究めるため社会的評価を捨てひたすら孤独に菓子作りをする中年男性の話。 本作の主役はジャン=ピエール氏。彼はキラ星シエルに菓子の美味しさを教えた人物であった。 露頭に迷い飢餓に苦しんでいたシエルらに菓子を振る舞い、その人生に影響を与え…

【感想】『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』(東映、2016年10月29日)

先天的な異能で差別を受け天涯孤独であったクマタが世界の魔力そのものを消滅させてしまおうとする話。 魔法界の祭りでお願い事を叶えて貰える対象にモフルンが選ばれたぞ!だがモフルンには願い事など無かった。 モフルンは朝日奈みらいと一緒にいられるこ…

【感想】『映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』(東映、2015年10月31日)

前座:SDCG短編(5分)→メイン:長編(50分)→アフター:フルCG中編(20分)の3本立て。 ここではメインである「パンプキン王国のたからもの」の感想について述べる。 プリキュア映画では珍しく敵側が完全な悪であり、救済モノではなく勧善懲悪となっている。 主人…

【感想】『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』(東映、 2014年10月11日)

無責任に愛や幸せを説く主人公がかたわ少女の絶望に触れ自分の軽薄さを痛感する話。 愛乃めぐみはプリキュアとして愛を振りまき、人形の国を救うために尽力しようとする。 だがその人形の国とは足を悪く歩けなくなった少女・織原つむぎの心象世界だったのだ…

【感想】『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』(東映、2013年10月26日)

プリキュア版オトナ帝国の逆襲。幸福な思い出のセカイに囚われ未来に進むことをやめたマナを奮起させる話。 相田マナは大好きだった祖母及びペットの犬を過去に亡くしており、その死を乗り越えて生きていた。 だが成仏できなかった犬の地縛霊が人間に捨てら…

【感想】『映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』(東映、2012年10月27日)

幼い頃の約束を忘却された少女・ニコが自分の不幸を他者のせいにして憎しみに駆られる話。 幼少期の星空みゆきは引っ込み思案のコミュ障であり友達を作ることができなかった。 そんなみゆきを救ったのが図書館の処分本で入手した「笑顔の大切さ」を説く絵本…

【感想】『映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』(東映、2011年10月29日)

まさかの父親が主役のシナリオ。難しい年頃になった娘と関係性を再構築するために奮闘する父親が描かれる。 幼女時代は父親を慕っていたが、成長すると共に生意気な小娘となり父親を邪険にするようになった。 娘の為に歌を歌ってくれる父に対して、それは自…

【感想】『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』(東映、2010年10月30日)

憎しみと絶望に駆られ世界のどこにも居場所が無いという中年男性に父子愛を説く話。 表の主役はオリヴィエであり幼少期から疑似家族視した男爵による破滅主義を止めようとする。 一方の男爵は王から追放されプリキュアにも封印され社会の中に自分の居場所を…

【感想】『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』(東映、2009年10月31日)

プリキュア版トイストーリー。こどもたちに捨てられてしまった玩具たちの復讐心を癒す話。 変身&必殺技シーンは冗長だがシナリオは道徳的なテーマ性があり物を大切にする心を教える。 正義気取っていたヒロインが自己の悪質性を問われ精神崩壊するが、そこ…

【感想】『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』(東映、2008年11月8日)

何を食べても美味しく感じない中年男性がプリキュアを菓子にして食べようとする話。 敵役となるのは紳士風の中年男性であり、彼は菓子を食べても満たされなかった。 その理由は彼が自分のことしか考えない自己本位的な人間だったからである。 彼は伝説の戦士…

【感想】『映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』(東映、2007年11月10日)

自分のコピー体とのバトル。自己が大切にしている思想を完全否定するダークプリキュア5と戦う話。 今回のテーマは誰もが抱える自分の中の影の部分や醜さと対峙するというパターン。 聖剣伝説2の修行回でも自分の幻影と戦う展開があったし一種のお約束的展…

【感想】『映画 ふたりはプリキュア Splash Star チクタク危機一髪!』(東映、2006年12月9日)

直情的で自己本位な少女と生真面目で他者に配慮しがちな少女の凸凹コンビが喧嘩する話。 日向咲は行動力があるものの無思慮であり他者に責任転嫁しがちなためヘイトを撒き散らしていた。 美翔舞は不快に思っても我慢して内に溜め込みがちであり察して欲しい…

【感想】『映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち』(東映、2005年12月10日)

女子の友達間における喧嘩モノ。上手く行かず辛くて苦しくても途切れないのが本当の友情と説かれる。 美墨なぎさはスノボに挑戦するが転んでばかり。それを雪城ほのかが応援するという微笑ましい序盤なのだが…… 自分が惚れている先輩と親友のほのかがお似合…

【感想】『映画 ふたりはプリキュア Max Heart』(東映、2005年4月16日)

斜に構えて悪態を付くクソガキ(青蛙)に煽られた結果、カッとなって失敗してしまう話。 美墨なぎさは蛙たちから自分たちの世界を救ってくれと請われ安易な気持ちで異世界へ飛ぶ。 だがここでプリキュアに頼ることを良しとしない青蛙は当て擦るような萎える発…