Summer Pockets REFLECTION BLUE

『Summer Pockets』における「無印本編」と「REFLECTION BLUE」の終局部の相違点について

グランドエンド後、神山識の思念体が突如介入し鷹原家のハッピーエンドが挿入される。 「チャーハン」により形成された円環の理が人々の絆を「おむすび」したというオチである。 自己の存在を賭けてバッドエンドを回避しようとした羽未の犠牲は報われたので…

Summer Pockets REFLECTION BLUE「卓球ルート」の感想・レビュー

水泳部で挫折した主人公が島での夏休みを通して卓球に生き甲斐を見出す話。 余興で始めた卓球であったが島民たちとのバトルを通して情熱を取り戻していく。 シングルスで倒した相手をダブルストーナメントの候補にすることができる。 スポーツを通した心の交…

Summer Pockets REFLECTION BLUE「加藤うみ」シナリオの感想・レビュー

主人公としろはの娘でグランドエンドのメインヒロインでもあるうみの個別ルート。 ネグレクトされていたうみが過去跳躍して若き日の父親から父性愛を獲得する。 親から叱られる子ども達を見て羨ましさと寂しさを感じるうみを主人公が叱る。 好きの反対は嫌い…

Summer Pockets REFLECTION BLUE「水織静久」シナリオの感想・レビュー

伝統芸能「自己の有用性」・「記憶リセット」・「親との和解」の三点セットが炸裂。 嫌なことを忘れてしまう静久に忘れたくない嫌な記憶を与えるというギミック。 そのために紬も主人公も静久との別離を選ぶというビターエンドがグッとくる。 主人公が部活問…

Summer Pockets REFLECTION BLUE「野村美希(のみき)」シナリオの感想・レビュー

KEY伝統の御家芸である「家族」ゲーを幻想要素「夢の共有」で提示。 捨て子であるのみきは自己欺瞞により両親は本州で仕事をしていると思い込んでいた。 主人公は少年団の活動を通して島民全体がのみきを育てたのだと知る。 だが島の取材と称して記者がやっ…

Summer Pockets REFLECTION BLUE「神山識」シナリオの感想・レビュー

過去から未来跳躍してきた少女を現代で鍛え過去改変して津波の犠牲者を減らせ! 自らが嫌われ者になることで他者を救おうとする『泣いた赤鬼』チックな雰囲気。 自分勝手な自己満足で自己犠牲して自己陶酔? 否、それは孤児の自分を育ててくれた島民への恩返…