ひまわりのチャペルできみと エストリアルートの感想・レビュー

亡国のお姫様が国家と夫をはかりにかけるおはなし。



エステリアは世界大戦で国民を領土を主権を喪失した亡国のお姫様。日本に亡命し、学園生活を送ることになる。転入当初は大人しくていじらしく貴宏が色々と面倒を見てあげることに。困難の時に救ってくれる男の子は女の子の弱さに漬け込むことになり好感度急上昇。ナイトになってと懇願される。しかし、大切な人を喪っていた貴宏には騎士としての資格はナッシング、断ったら乙女の純情踏みにじることになり、つっけんどん。そこから口喧嘩をして戯れるような仲になる。そんな二人を結びつけたのが、いっちゃんと貴宏の間に産れた娘:向日葵の存在。エステリアの王国の最後の国民であった彼女は死期が近づいており、父親として最後の最後にだけ幸せを与えてあげることになる。だがあっけなく死亡。最後の臣民を喪ったエストリアは絶望の淵に。そんな姫様の助けになってあげたくて、貴宏は独りぼっちなエストリアの家族になってあげたくて婚姻成立、バカップルな日々を送る。そこへ降って湧いたのが、王国再興のおはなし。周辺少数民族の統合の象徴として姫様の存在が必要だと云々。国家をとるか恋愛をとるか。一時は国家のために身を削ることも考えしが、どだんばになって考えを変更。やっぱ、大切なものは喪ってから気づくのです。・・・ということで、夫婦の愛情を取りハッピーエンド。