アンバークォーツ 時國弥夜子シナリオの感想・レビュー

時國弥夜子シナリオは、弟の死を乗り越えようと足掻くお姉ちゃんのおはなし。
昴の妹の擬態:コトが生み出される原因と深く関わってくる。
昴に対して罪の意識を持つミコ姉の贖罪とは一体何か!?


時國弥夜子、通称ミコ姉は、みんなをまとめる一個上のお姉さん的存在。甘いもの好きで、砂糖の入れすぎを気にしちゃうの。昴とは調査の際にペアを組んだことから、日常の中で好感度を積み重ねていく。ミコ姉は年上の分、責任感に駆られ一人で悩みを抱え込んじゃうこともしばしば。精神的にダメージを受け、引きこもりがちになっちゃうの。どうして、ミコ姉はそんなに何でも抱え込んじゃうの?何も語ってくれないミコ姉の心の内で分かることは、過去に、弟と昴に対して罪を犯したということ。7年前に一体何があったのか。心配に駆られる昴は、どうしてそんなに心配するのかと訊ねられ、自分がミコ姉を仲間として、そしてミコ姉個人に対しても特別な感情があるからだということに気づく。惹かれあう二人だが、後朝の別れにはミコ姉の姿はなかった。



ミコ姉は全てを抱え込み一人で決着をつけようとする。だが、昴に、仲間に助けられることで、ようやく語る決心をする。曰く、ミコ姉の神社には殺生石という御神体が2つあって、そのうちのひとつをミコ姉の双子の弟が封印を解き、取り込まれてしまったのだと。そして昴に対しての贖罪とは、妹を亡くし悲嘆に暮れている昴をそそのかし、もう一つの殺生石にコトを生み出させたのだと。全ての発端はミコ姉だったけど、そのおかげで幼馴染の仲間の結束が生まれた。だれもミコ姉を恨んでなんかいない。しかし、ミコ姉はあくまで弟との決着を一人でつけようと死地に赴く。そう、そこはミコ姉の実家の神社。昴たちは固唾を見守る中、ミコ姉はひとりで落とし前をつける。あれー昴きゅん主人公なのに全然活躍しませんよ?全てが片付いた後、仲間とのわだかまりもなくハッピーエンド。昴に対して一生かけて贖罪をしたいと願うミコ姉に対し、ミコ姉が尽くしてくれる代償に自分もミコ姉を一生楽しませる魔法をかけるよと交渉成立。大切な人を亡くしたけれど、仲間に囲まれ善哉?お汁粉を摘みながらめでたしめでたし。