雑録

カルマルカサークル(体験版)の感想・レビュー

カルマルカサークルは学園祭&アカシックレコードなちょいオカルトもの。
ひねくれた主人公が自分を受け入れようと苦悩する姿が見られるだけでも買いです。
トラウマを抱えたヒロインたちと一緒に自己救済をするために同好会を結成します。
人類の過去と未来にアクセスできる「カルマルカ」に接続するため学園祭を成功させましょう。


登場人物のキャラクター表現について

ヒロインよりも主人公の人物像が物語の面白さを左右する!!主人公くんこそ葛藤や煩悶にまみれ屈折して鬱屈していなければならない。現実ではそんな人物は社会不適合者として切って捨てられるのだからせめて物語世界の中では救いがあってもいいじゃないか!!そんなわけで、本作の主人公くんである海人さんは、「憤怒」という呪いをかけられており、過去に問題を起こしてしまったことが示唆されています。感情を揺さぶられると切れてしまうので、それを極端に恐れ、田舎の親戚に身を寄せて島の学園に通いながらも、周囲との交流を避けながらひっそりと暮らしています。

ですが海人さん自身、そんな自分の境遇を甘んじて受け入れているものの、納得しているわけではありませんでした。粗野な性格を直そうと努力する海人さんでしたが、その性格は魔可(マカ)という呪いのようなものだと告げられます。この魔可という呪いはそれぞれ7種あり、ヒロイン達にそれぞれ呪いが振り分けられているという設定です。これによりヒロインが抱えている問題を呪いに帰することができ、この呪いからヒロインを救済することで、主人公くんが他者受容願望を満たしていくというパターンはエロゲ界の古典的な表現方法となっていますね。体験版では、このひねくれた主人公くんが当初は渋りながらも、魔可を消滅させるために、仲良しこよしの同好会に入る過程を眺めることができます。また正ヒロインに勝手に惚れられ、呼び出されるも、勝手に振られます。


物語の目的

物語の目的は「魔可を消滅させる」ことです。この目的達成の手段として二つのことが物語の原動力となっていきます。手段の一つ目が、「人類の過去と未来が記されているというアカシックレコードみたいなものである"カルマルカ"に接続する」こと。もう一つが従属的なものですが、「文化祭で出し物をする」ことです。主人公の海人さんは「魔可を消滅させる」ために、"星渡り同好会"というものに加盟し、ヒロイン達の魔可を取り除くことになります。体験版だけで確実に判明している魔可は海人さんの「憤怒」を除いて3種類。主人公くんに懐く犬系後輩の「色欲」、男嫌いのギャル系貧乏同級生の「暴食」、炉利系生徒会長先輩の「惰性」です(他に「傲慢」、「嫉妬」「強欲」があります)。

カルマルカに接続する儀式をすることで魔可は消えるという設定ですが、儀式を行う過程で、文化祭などでヒロインとの交流を行いながらトラウマ解消がなされていき、結果的に魔可が消失するのだと推測されます。そしてカルマルカの儀式をカモフラージュするため「文化祭の出し物」を決めることになります。ダラダラとブレインストーミングの描写がなされますが、ただだれるのではなく主人公くんがこれまで人付き合いを避けてきたので得られなかった仲間と時を過ごす喜びとして演出されています。体験版は「文化祭の出し物」をあーだこーだと決めている最中、開かずの間の天球儀に意識を奪われる!という所で打ち止めです。多分買うでしょう。

ほっぽーりょうどについて

ここのメーカーさんは『はつゆきさくら』のシロクマもそうであったが、なぜこんなにほっぽーりょうどにこだわるのであろうか?