雑録

花咲ワークスプリング!「玖音先輩シナリオ」の感想・レビュー

精神年齢が高い天才少女だったが故に経験できなかった幼少期への憧憬。
友達とバカをやる楽しさをBBA(最低22でもover)に体験させるため立ち上がれ!!
しかしシナリオの最大瞬間風速はフラグ構築まで。後は消化試合感が否めない。
年上の甘やかし系ヒロインの場合主人公くんが堕落するの法則が見事に発動。
主人公くんは少しは動きますが殆ど何もせず周囲に踊らされてただけなので悲しい。

玖音先輩ルートの概要


  • 多重留年BBA
    • 玖音先輩は過去に囚われ留年を重ねる妙齢の女性です。玖音先輩の同級生が高校教師として赴任していることから分かるように最低でも22歳!(※高校の教員免許は四年制大学ではないと取れないため。小学校の二種免は短大でも取れる)。なんというか、22歳がJKの制服着てるってどうみてもコスプレです。それはさておき玖音先輩の謎に迫っていきましょう。どうして先輩は留年を重ねるのでしょうか?その理由は「子ども時代への憧憬」と本文中で説明されています。玖音先輩は幼少期は神童といわれる部類の子どもで、精神年齢も高く、「子ども時代」を経験しないまま大人になってしまったのです。そのため周囲と馴染むことができず、高校に進学しても空ばかり見ている毎日。そこ祈の兄;飛鳥がやってきて先輩の心を開いたのでした。当時飛鳥は幼少期の主人公くんたちと何でもお助け団を結成していました。その様子は玖音先輩に逐一報告されたため、先輩は主人公くんに興味を持つことになるのです。飛鳥に振り回されながらも玖音先輩は充実した日々を過ごすことになりますが、最終的に待っていたのは飛鳥の死でした。こうして現在という時に取り残された玖音先輩は卒業することを拒み留年を重ねることになります。玖音先輩が賭けたのは飛鳥が語っていた主人公くんの存在。主人公くんが高校に入学して同じ学校の生徒になれば何かが変わるはず!以上のように玖音先輩は主人公くんが入学してくるまで留年を重ねることになったのです。



  • 子ども時代よ、もう一度
    • 玖音先輩は不真面目でダラダラしお菓子を貪りながら主人公くんに甘えてきます。しかし主人公くんはそれが玖音先輩の「演技」だと気づいてしまうのです。玖音先輩は子ども時代の自分を取り戻すため、一生懸命子どもっぽいことをしようとしていました。しかし22歳以上という現実・・・年齢を考慮すると醒めてしまっては夢でしかないのです。主人公くんはそんな悲劇を防ぐため、玖音先輩に付き合いバカをやることを決意。「玖音先輩の幸せは絶対一人では手に入らない。一緒にバカをやる仲間が必要だ」と先輩を引っ張り回すことを決めたのでした。こうして仲良くなった二人はバカをやりながら友達として子ども時代の憧憬を満たしたのでした〜完〜・・・と、終わりかけるのですが、これを防いだのはツンドラの祈。祈は先輩と主人公くんの関係性を進めるために、先輩が大切にしていたぬいぐるみを盗んでしまいます。主人公くんは先輩のためにぬいぐるみの捜査を始めるのですが、玖音先輩は主人公くんが自分を構ってくれなくなったのでヤキモキ。こうして玖音先輩はぬいぐるみよりも主人公くんの方が大切だと気づきフラグが成立するのでした。



  • 玖音先輩は進めない!
    • 玖音先輩とフラグが成立すると、先輩の興味関心は「主人公くんに奉仕すること」に移っていきます。先輩の「愛する男に尽くしたい」という気持ちは、結果として主人公くんをただただ甘やかすことに。主人公くんは当初この甘やかしを受け容れがたかったのですが、玖音先輩の願いを叶えるためと言い訳をしながら流されていきます。こうしてダメ人間製造装置のできあがり!!主人公くんは何もしなくなったのでした。この事態が気にくわなかったのが周囲の人間たちで、主人公くんが一念発起するように様々な企みを行いますが、効果は上がりません。最後の場面でだけちょっと主人公くんが頑張ります。
    • 玖音先輩は自分の誕生日に複雑な感情を抱いてしました。それは飛鳥の死の間接的な要因が玖音先輩の誕生日パーティーにあったからです。飛鳥は玖音先輩のためにサプライズパーティーを考えており、バイトのシフトを増やしていました。本来だったらシフトではない時もバイトに入り、そこでちょうど火災にあって死亡したのです。折しも玖音先輩の誕生日前日のことでした。このため玖音先輩は自分の誕生日が祝われることに対して負の感情を抱くようになったのでした。しかしこのままでは先輩は前には進めません。・・・ということで、主人公くんは誕生日パーティーを企画。がんじがらめになり前に進めなかった過去の未練を、現在の仲間との幸せに書き換えたのです。こうして先輩は多重留年状態から抜けだして無事に卒業を迎え、主人公くんの嫁となってハッピーエンドを迎えます。