人生が辛いときに読む薄い本シリーズ 伊東ライフ先生 の巻き

仕事はツライ。だが無職になるかと言われればノーと応えざるをえない。
仕事をしていない方が仕事をしているよりもツライのである。絶望だ。
故にどんな仕事だとしても絶望を知っているからこそ身を粉にして働くのである。
だからといって仕事がツラくないかといえばツライ。

そんな仕事で死にかけている我々を、薄い本によって救済してくれるのが、
伊東ライフ先生である。

伊東ライフ先生による奴隷労働者の救済をご覧ください


2010年代、失われた30年。一部の特権的な経済エリート層優遇。
日本における「一般的な大衆労働者」と呼ばれる下層階級。
現代金融資本主義の圧迫に悲惨な敗北を舐める。
薄い本による慰め以外楽しみのない状況。

こう、なんというかコールドウェルの『タバコ・ロード』(1932)に通ずる気分。
1930年代、アメリカの農業不振。
アメリカ南部における「プア・ホワイト」と呼ばれる貧農。
近代産業資本主義の圧迫に悲惨な敗北を舐める。
性による慰め以外楽しみのない状況。

今はもう、何を望んでもむだのように思われた…彼は年々、自分が転落してゆき、自分の境遇がますます没落して行って、今では、神や土地への信頼もぐらつき、これ以上の失望にあうと、精神も理性も容易に失いそうな段階に来てい<るような気がしてきた。