星恋*ティンクル「花々見咲良シナリオ」の感想・レビュー

短いしテーマ性もない。幼少期の自分の思念体がフラグ構築を手助けしてくれたというはなし。
主人公くんと咲良は幼馴染であったのだが、二人ともその事実を忘れ去っていた。
そこに幼少期の主人公くんの記憶の残滓が具現化し、記憶を思い出すように誘導してくる。
これにより、二人は桜舞う公園で邂逅していたことを想起するのであった。

雑感


  • シナリオの中身がスカスカすぎる気がします
    • 咲良√では少年の思念体が出現し咲良に取り憑きます。主人公くんはこれを成仏させようとするのですが、攻略ヒロインズたちは速攻で幼少期の主人公くんであることに気づくのです。幼少期主人公くんは現在の主人公くんに過去を思い出させようとしていました。すなわちその思い出とは主人公くんと咲良がかつて桜舞う公園で会っていたということです。で、現在の時間軸の主人公くんが無事に思い出して過去の自分の残滓の思念体は成仏。えー、何がしたかったの?
    • 咲良√ではテーマ性など皆無であり伏線回収の側面が強いです。この作品には神技(ジンギ)と呼ばれる異能があるのですが、花々見が持つ「本当の」神技について述べられます。花々見家が所有する神技は「瞬間記憶術」であるとされてきましたが、実はそれは嘘であり「治癒」能力だったのです。しかしこれは使いすぎてしまうと危険なので、後天的に身につけた「瞬間記憶術」を名目上の神技としてきたのでした。神技でも何でもない「瞬間記憶術」を行うのは非常に大変であり、ゆえに注意力が散漫になってしまうと説明がなされました。
    • お家問題はスルー。親の世代の問題を子どもたちに引き継ぐなということで咲良√ではお家問題については語られませんでした。他のヒロインの√になるのでしょうかね?