雑録

『世話やきキツネの仙狐さん』観戦記(全12話の感想・レビュー)

人外バブミ系炉利ババアが過労死寸前の社畜を救う話。話に内容は無い。
仕事に対して責任感があり真面目で頑張る人が損をするのが日本社会。
要領良く立ち回れず貧乏籤ばかり引かされ潰れる寸前まで追い込まれる。
しかしそう簡単に日本社会や資本主義の弊害を取り除くことなどできやしない。
そんな閉塞状況を甘んじて受け入れ明日へと立ち向かう為の力となる。
それが仙狐さんなのである!!

目次

第1話「存分に甘やかしてくれよう」の感想・レビュー

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  • 根本的な問題解決など個人の能力で出来る筈もなく、今日も炉利ババアという麻薬で現実を凌ぐ
    • 日本社会と資本主義社会が混じり合って生み出される弊害は最悪で、こんなクソみたいな世の中で生き続けねばならないなんて反吐が出ます。時代閉塞状況の中、労働生産性も低く衰退していくしかない経済状況において、明日への希望など全くありません。私たちには、ただただ今日を凌ぎ続けることだけしかできないのです。そして目前に迫るのは過労死。そんな辛い状況の中で、私達の救いとなるのが炉利ババアなのです。主人公くんの下へ仙狐さんが現われます。妙齢の女性だったり、過度に性的すぎたりするのは、それは求められている癒しではないのです。人生の甘いも酸っぱいも吸い尽くしたババアだからこそ、精神的に落ち着きます。800年の時を生きる人外にだからこそ癒しがあるのですね。
    • 終電からのカップラーメンで食生活がグズグズになってしまっている独身男性にとって必要なのはお婆ちゃんの手料理。仙狐さんが作ってくれた食事を食べてお婆ちゃんの味を感じる所が良い味出しています。冒頭ではお婆ちゃんの七回忌に始まり、仙狐さんの来訪を契機に幼少期にお婆ちゃんと過ごした記憶が蘇ってくるのもノスタルジックラブです。きっと多くの視聴者が死んだお婆ちゃんのことを思いだしたのではなないでしょうか。無論、私もそうです。お婆ちゃんっ子であったので、仙狐さんを見て、死んだ婆ちゃんのことを思い出さずにはいられません。仙狐さんの膝に縋って過去を回想するシーンは思わず涙腺が緩んでしまいそうでした。
    • 脚本に内容は殆ど無く、ロリババアに世話をされて自分の社畜生活を無条件に肯定してもらうだけの話なのですが、仙狐さんは破壊力抜群ですな。とりあえず、ほうじ茶パックでも買ってくるか・・・

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第2話「恥ずかしがらずともよいよい」の感想・レビュー

炉利ババアに耳かきをしてもらう話。
主人公くんが仙狐さんの過去を垣間見るのだが・・・
仙狐さんがかつて愛した男の子孫なのか、転生体なのかで気になる所。
子孫だったらバーちゃん感覚で癒されるが、転生体だと複雑な関係なってしまうな!
ともあれ主人公くん自身に思い入れを持っているのではなさそうというのが重要ポイント。

過労死寸前の社畜系独身男性にありがちなこと
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  • 終電で帰って来て夜食を摂り湯船に浸かって耳かきまでしてるのに、まだ寝るのが早いというのもスゲーな!
    • 主人公くんが睡眠時間4時間くらいと言っているので、リーマンだと起床が6時~7時位だとすると就寝は2時~3時くらいか。
  • 過労死寸前一人暮らしあるあるタイム
    • 一人暮らしでアパートに住み帰宅時間が遅くなると自炊する気もなくなり、食生活が偏りがち。ガス代水道代ももったいなくて、風呂にお湯も張らなくなりシャワーだけで済ませてしまいます。そして寝つきが悪いからと結局ダラダラ起きていてしまう・・・(寝れなくても暗くして目をつぶっているだけで体力はある程度回復するのにね)。そして朝食を抜いての出勤という悪循環に嵌ってしまいます。だったら生活改善をすればイイダロ?と皆さまはお思いになるかもしれませんが、なかなかどうして簡単にはいかないのです。日本社会で労働していると、気力が削られて正常な判断ができなくなり、頭では分かっていてもパッパと切り換えて行動できなくなってしまうのです・・・。
    • 第2話で主人公くんは上司から叱責を受けていました。マンガなのでコミカルに処理され実際に大声で怒鳴られる描写はマイルドにされていましたが、威圧的なパワハラは精神的に来るものがあります。さらに日本社会の場合、構造的な全体の問題にも関わらず失敗の要因を個人の責に帰するところがあるので死にたくなります。そんな主人公くんを仙狐さんは癒していきます。
  • 仙狐さんが執着しているのは「血族の子孫」か「魂の転生体」か?
    • 今回重要な複線だったのは、主人公くんが仙狐さんの過去の記憶を垣間見たことです。仙狐さんはかつて自分が甘えていた存在がおり、主人公くんにはその人物を重ねているようです。重要なことですが、主人公くん自身に想い入れがあるというわけではなさそうなのです。仙狐さんの記憶の中にある男性が主人公くんの先祖であれば、血統繋がりでバーちゃんと孫関係で癒されるでしょう。しかし転生体だとするとあくまでも仙狐さんが執着しているのは前世の人格であり、主人公くんは複雑な立場に立たされそうですね。

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第3話「おぬしが幸せならそれでよい」の感想・レビュー

社畜の休日。前半は隣人が乗り込んでくる。後半はスーパーでの買い出し。
話を転がすためにキャラを増やしていくがフラグなどは立たないのであった!
スーパー編は仙狐さんと一緒に買い物に行きます。仙狐さんがいれば買い物も楽しい!!
主人公くんが孤独なカップ麺買い出しの過去と仙狐さんとの現在を対比させる所が一番の見どころ!
仙狐さんとの日常の中にこそ幸せはあるのです。まさに仙狐さんは厚生である。

社畜は如何にして無駄に休日を費やしてしまうか
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  • 仙狐さんに見る「積極的休養」と「厚生運動」について
    • 仙狐さんが積極的休養とは何なのかを身を以て教えてくださいます。
      • 休日は疲労回復のためだけにあるのではなく、次の活動に向けて気力体力活力意欲を喚起させるためにあります。それを積極的休養と言いますが、社畜にそんなことが出来るわけがありません。日々に忙殺されて休みに何しようかなんて考えることもできず、休日が休みになるかも直前まで分かりません(たいていの場合は週7出勤であると思っていた方が良い)。幸運なことに休日に休むことが出来ても、前々から計画を立てることができないので、結局は休日を無駄に浪費してしまいます。そんな社畜の休日を充実した休息に変えてくれるのが仙狐さんなのです。
    • 仙狐さんはまさに厚生運動
      • 日本では労働者の余暇問題が戦時中に問題視されるようになり、厚生運動が展開されました。日本の厚生運動に影響を与えたのはドイツであり、「歓びを通じて力を」のスローガンのもとで余暇活動が重視され、労働者に活力を与え生産性の向上が図られたのです。これにより日本でも1938年4月に日本厚生協会が結成され、余暇活動の改善と慰労の実際化が図られたのでした。まさに仙狐さんの放送は一種の厚生運動と考える事ができるでしょう(牽強付会だっての!)
    • 仙狐さんとスーパーへ買い物へ行けば、それこそが充実した休日
      • 主人公くんは仙狐さんとゲームに興じ、隣人と昼食を摂って親睦を深め、仙狐さんとアニメを見て過ごし、夕飯の買い出しに行きます。仙狐さんのおかげで社畜系独身男性の休日に彩りが加わります。仙狐さんがスーパーで楽しそうにはしゃぐ姿を見て自分も楽しんでいることに気づく主人公くん。普段の買い物などカップ麺ばかりで、献立や好きな物を考えながら楽しく食材を揃えることなどしなかったなぁと己の人生を振り返るところは共感することしきりです。そんな荒んだ生活も仙狐さんがいれば、幸せなひとときに変わります。主人公くんが仙狐さんとの買い物を幸せと自覚し、それを告げる所はグッときますね。まさに仙狐さんは現代社会の厚生と言えるでしょう。

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第4話「なぜ休日に仕事をせねばならんのじゃ!?」の感想・レビュー

Aパートは休日出勤をブッチしちゃうお話。起きたら夕方だった時の絶望感ったらもう・・・。
主人公くんが割り切っていたので、〆切とか納期とかではなかったと信じたい。
Bパートは機械に疎いお婆ちゃんの様子を眺める話。
仙狐さんがいるだけで癒されるとちゃんと言葉にしてあげられる主人公くん強い。
けど、仙狐さんの想い人は主人公くんじゃなくて先祖か前世なんだよなぁと・・・

週7出勤でもまだマシな方とか言い出す主人公くん・・・

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  • このままでは死んでしまう
    • 日本の労働環境はクソであり休日出勤を強いられることはよくあることです。そもそも週5で終わらない量であれば、人手を増やせばよいのでしょうが、資本家は人件費を節減するためにスタッフを増加しようとはしません。また休日出勤に対して自発的盲従を強いたり、ムラ社会的な同調圧力で潰しに来たりします。労働者はそこから逃れられないのです。そんなわけで休日出勤な主人公くんに対し、仙狐さんが朝起こしてあげるとか言い出します。これって絶対朝起こさない展開だー☆とか思っていたら案の定、仙狐さんは主人公くんを起こさず、寝ぼけて素直に甘えて来てくれる姿に感動し、レッツ二度寝タイム。起きた時には、もう既に遅し。フツーだったらここで仙狐さんに少なからず悪感情を抱くのでしょうが、鍛えられし社畜である主人公くんは仙狐さんに対して不平不満は言いません。スゲー聖人君子。納期とかじゃなくて本当に良かったですね。
    • Bパートは機械に疎い仙狐さんがアワアワする様子を眺めて楽しむの図。あー、確かに初めて家電使うときって使い方分からんかったなぁと共感する事この上ありません(私も洗濯機とか柔軟剤入れる場所とか知らなくて直接ぶっかけてたわー)。そんなわけで家電を使えずに落ち込む仙狐さんでしたが、それを慰めるのが主人公くんの役割。仙狐さんがいるだけで良いと告げてあげるところはお約束ながらもグッときますね。しかしここでもまた仙狐さんが想起するのは、昔の思い出の中の男。主人公くんの前世なのか先祖なのか、気になるところ。仙狐さんが見ているのは過去であって、主人公くん個人を見ていないとかいう展開にはならないといいなぁと。

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第5話「しっぽなら、わらわのがあるじゃろ?」の感想・レビュー

Aパートは、同僚のシロ様が来て仙狐さんが嫉妬する話。
Bパートは、お風呂回。お婆ちゃんとお風呂に入ります。
仙狐さんを見ているとホントBBA属性が身についてくるな。

貴重な仙狐さんの嫉妬回でもあります。

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  • 嫉妬する仙狐さんがみどころ!
    • 主人公くんの下にもう1匹の神使の狐:シロ様がやってきます。仙狐さんとはまた違ったノリで自信過剰でイカニモな高飛車キャラ?そんなわけで仙狐さんに代わって主人公くんを癒すよ展開になり、主人公くんはモフりはじめるのですが、尻尾に執着するその姿はシロ様を恐怖させるのに十分なものでした。ここで仙狐さんが嫉妬する表現もナイスな描写となっています。この仙狐さんがフィっとする表情は是非見て頂きたいところ。結局、シロ様は壁抜けで逃げることになり、お隣の家へ。漫画家がアイディア出ずにうがーってなってるの、研究がうまく行かない私の今の状況にちょっと似てて同じ様に不貞寝してしまったのでした。
    • Bパートはお風呂回。仙狐さんの良い所は性的な描写にならず、ナチュラルにお風呂を御一緒するという感覚なのが和みますね。求められているのが癒しだという事をよく分かってらっしゃいます。仙狐さんと湯船に浸かって幼少期の頃を思い出し、童心に帰って手で作る水鉄砲のアレに興じる姿が郷愁を感じさせずにはいられませんね。一人暮らしだと風呂にお湯を張ることなど殆どなく大抵はシャワーだけで済ますことが多いですが、今回のお話を見て、湯船に浸かりてぇなぁと思うのでした。まぁ、思うだけでシャワーだけだったけど。

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第6話「もふりたいだけじゃろ、おぬし」の感想・レビュー

Aパートは休日にシロ様が来ておはぎをかけて一日中ゲーム対戦する話。
Bパートは仙狐さんがお隣の漫画家大学生からメイド服を貰う話。
Cパートはスーパー仙狐さんタイムがシロ様タイムに変化!!メイド服祭り。
完全にシロ様が仙狐さんと主人公くんの子供役と化しており疑似家族を形成する。

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  • 疑似家族モノ
    • Aパートは仙狐さんとの夫婦生活に加えて、子どもも出来る疑似家族ライフを堪能します。ヒロインがたくさん出てくる作品だとキャラ同士で険悪な雰囲気になることも多く、作品を視聴することですら辛くなり、敬遠することになりがち。しかし仙狐さんでは全くそんなことはなく今日も癒し空間を提供してくれます。それというのも、もう一人のヒロインであるシロ様が気質的に子供としての役割を担っているからです。完全に「もし自分に懐いてくれる子どもをもったら」状態になっているのですね。休日に疲れて寝ている所に子どもが遊んでーとやってきて、よしよしゲームでもするかという展開になり、そして子供にゲームで負けるという理想的なオチまでつきます。仙狐さんは妻兼母の役割を全うしており、旦那と子供がゲームに興じる様子を横から暖かく見守っており、時折子供を窘めたりおやつのおはぎを作ってくれたりとかもう完全に家族の象徴。私も自分の子供とゲームをしたりキャッチボールをしたりすることに幻想を抱いた時期がありました。

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  • 男女に関わらず仙狐さんのような「家屋敷妖精的」なものに憧れるのです。
    • Bパートは隣人の漫画家の女性の話。仙狐さんは、見る人によっては女性を家に閉じ込め家事を押し付けている封建残滓な家父長制的ジェンダーな作品に写ってしまうかもしれません。男性は外で仕事をする一方で、女性に求められるのは旦那が家で安寧を得られるように家政を取り仕切る事。多分そういった視点を和らげるために用意されているキャラが、隣人の漫画家の女性なのかもしれません。高等教育を受けつつ労働をしている勤労学生な彼女に対しても、仙狐さんが世話をしてくれます。これにより女性=家政というレッテルを避け、男女にかかわらず「家屋敷家事妖精」的な存在が欲しいなぁという願望を叶えてくれる存在としての仙狐さんが前面に押し出されるのですね。仙狐さんはお礼としてクラシックメイド服を手に入れます。主人公くんに見せるために、メイド服装備で待つ仙狐さんの姿はなんと微笑ましいことでしょう。主人公くんはべた褒め。さらに和ゴスメイドも似合いそうと言っていたら、Cパートで和ゴスメイドな仙狐さんが降臨します。いつもはスーパー仙狐さんタイムなのが、シロ様タイムになっており、シロ様がメイド服装備で出て来たところに、仙狐さんが和ゴスで登場したので不意打ち感もあり破壊力抜群でした。

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第7話「おぬし、別のキツネの匂いがするのう」の感想・レビュー

Aパートは仙狐さんの足踏みマッサージを受ける話。
お互いにマッサージし合う所が夫婦っぽくて微笑ましいです。
Bパートはついに仙狐さんは主人公くんの先祖を重ねているだけ問題に迫る!
お優しいシロさまは主人公くんが傷つかないように予防線を張ってくれます。
しかし主人公くんは自分じゃなくても良い問題を克服していたのでした!

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  • 仙狐さんは主人公くん自身に好意を抱いているのではなく、想いを寄せていた主人公くんの先祖の血筋に惹かれているだけなの問題
    • Aパートはマッサージで癒されましょう。踏んやるのじゃ!という仙狐さんの申し出を最初は拒んでいた主人公くんでしたが、最終的には踏んでもらい恍惚とした表情を浮かべます。そしてマッサージのお返しとして、今度は主人公くんが仙狐さんを癒します。お婆ちゃんのような声を出していた仙狐さんが尻尾の付け根を触られて喘ぎ声を出してしまうのもほんわかしますね。
    • Bパートではついにこの物語で伏線が張られていたご先祖様問題が扱われます。度々仙狐さんの回想シーンで、仙狐さんが惚れていた男性が出て来ていました。視聴者は、この男性が主人公くんの祖先なのか、それとも前世なのかでヤキモキさせられていました。どちらにせよ仙狐さんにとっての想い人は主人公くんではなく、主人公くんはその代替物にしか過ぎないのです。そんな重い問題を、主人公くんが傷つかないうちにとシロ様が指摘してくださいます。終電を乗り過ごし、シロ様とコンビニジャンクフードを食べた後、鳥居ワープをしている最中に核心に迫られます。仙狐さんは主人公くんを見ているのではないと!!ここで仙狐さんの想い人は主人公くんの先祖だということが判明しましたね。前世じゃなかったんだね!!
    • このシロ様のお優しいお気遣いに対して、主人公くんは自分の覚悟のほどを語ります。たとえ仙狐さんが自分ではない誰かを見ているのだとしても、仙狐さんの幸せそうな顔を見ているのが幸せなのだとか。これによりシロ様も主人公くんの覚悟と決意を知ります。なんだかんだいってシロ様も主人公くんのことを慮ってくれているところがグッとくる展開です。主人公くんが帰ってくるなり出迎えてくれる仙狐さんも可愛いことこのうえないですね。わさびいなり食べたい。

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第8話「わらわが忘れさせてやろう!」の感想・レビュー

水着回。完全に主人公くんはファミリーのお父さん役が板について来たな!
しかし、なんかもう8話にして最終回フラグがビシバシ立っている気がする。
サザエさん症候群ならぬ休日の終わり効果でノスタルジーになる主人公くん。
「どんなものにも終わりがある」ことが強調され、仙狐さんとの別れフラグが・・・

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  • 仙狐さんとの別れフラグが・・・
    • 今回は水着回ということで海で戯れる神使の狐と漫画家ジャスコを拝むことが出来るのですが……その一方で最終回フラグがビシバシと立っており、まだ8話だよ!!という感じ。定期的に「寿命が異なる異種族における死に際の別れ問題」が話題になりますが、仙狐さんも主人公くんの先祖との別れを経験してきているし、主人公くんをいつまでもお世話するというわけにも行かないんだよなぁということを強く感じさせる回でした。線香花火をしながら佇む二人の姿が何とも言えませんね。線香花火が落ちるシーンは破壊力抜群です。終局部は「わらわが忘れさせてやろう!」とタイトル回収し、仙狐さんがたくさんの狐火で盛り上げてオチとなります。いや、ホント、アニメ版って所々で不穏な空気が混じり始めていて、癒しアニメでなくなりつつあるな!
    • それはそれとして、海の休日。海ってどう遊んだらいいか分からないんですよねぇには同感。主人公くんは完全にファミリーのお父さんポジションであり、海辺で遊ぶ二人の娘(シロとジャスコ)を仙狐さんとともにあたたかく見守るような感じになっております。その後、ビーチバレーやBBQ、花火に参戦します。BBQの際、神界?から食材の差し入れを受けたり、舞台の海が狭間の世界であることが判明したりもしますが、ここからも少し不穏な気配が。まさか、仙狐さんとの生活は過労死寸前の主人公くんが見た幻覚とかいうエンドになりそうで怖いな!個人的には仙狐さんが主人公くんを慰めて人生を肯定する原作のあの回が最終回だったら良いなと願っています。しかし、1クールだった場合もうあと1ヶ月で仙狐さんも終わってしまうんだなぁと。

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第9話「こうすれば恥ずかしくないじゃろ」の感想・レビュー

A-partは仙狐さんがグラタンを作る話。
洋食を不得手とする仙狐さんが隣人のジャス子から手ほどきを受けます。
仙狐さんならではの独自具材に主人公くんが気づく所がステキ。
B-partは仙狐さんに髪を切ってもらう話。
散髪してもらう時には寝てしまうあるある。

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  • 仙狐さん、グラタンの作り方を習うの巻き
    • 出勤前のテレビの食レポでグラタン特集に舌なめずりをする主人公くん。仙狐さんは主人公くんのためにレパートリーを広げる事を決意、隣人に相談しに行きます。そして意外なことにジャス子は料理が出来た!!と、いうことでジャス子からグラタンの作り方を伝授して頂く仙狐さん。教育テレビの料理番組タイム。多分自分じゃ絶対グラタンとか作れないわなーと見ていて思います。仙狐さんはレシピを知らないだけで元々料理スキルは高いので、あっと言う間に完成。次いで夕食時には覚えたてのグラタンを早速主人公くんに披露します。ここで今回のBBA要素!!お婆ちゃんったら洋食に自分オリジナルの具材を入れるんだからー☆が発動します。仙狐さんはグラタンに油揚げやショウガなどをぶち込むのでした。お婆ちゃんの味がするグラタンも粋なものがあります。


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  • 仙狐さんに散髪してもらう話
    • 散髪に行く暇が無く髪が伸び放題になった主人公くん。見かねた仙狐さんが髪を切ってくれることに!主人公くんの髪を切るために男性ファッション誌で研究している仙狐さんもいじらしいですね!自分の身体の一部を他人に弄らせるのって結構抵抗感があると思うのですが、仙狐さんになら問題なし!?髪を切り過ぎて変になっても神通力でくっつけろ!仙狐さんに身をゆだねるうちに主人公くんはすっかりノスタルジックに駆られます。完全に郷愁アニメ。もうあの頃には戻れない。切なさが炸裂してしまいますね。仙狐さんに洗髪までしてもらっている描写では得も言われぬ感情が湧きだしてくるのでした。最後は現代の時間軸で主人公くんに尽くすことで色々と新しいことができて楽しかったのじゃ!というオチになります。いや、こう強制的にやらせているのではなく、自発的に楽しんで取り組んでいるところに仙狐さんの素晴らしさがありますね。
    • C-partはきつねうどんでした。うどんも安くて消化に良くていいよね。グラタンは作れなくてもうどんはよく作ります。

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第10話「たまには童心に返るのもよいじゃろ?」の感想・レビュー

Aパートは降雪出社あるある。けど事前連絡があるだけまだマシなのかもしれない。
Bパートは仙狐さんの上司がやってくる話。仙狐さんがこれまた嫉妬します。
主人公くんはガラケースマホを両方使ってるっぽいですね。会社と私用で分けてるのかしらん?

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  • ナチュラルに仙狐さんを褒め殺しにする主人公くん
    • 今回は降雪出社あるあるで、さっさと雪積もったら会社休みにしてくれれば良いのに、引き延ばしにするから根性で会社に行かないといけなくなるのですよね。凍結した道路で事故が多発しまくりな国道を死にそうな思いをしながら出勤した過去が思い起こされます。よく生きてるなって感じ。主人公くんの会社は比較的良心的で、出勤前に休みの連絡が来ました。良かったですね!そんなわけで手持ち無沙汰になった主人公くんを仙狐さんは雪遊びに誘います。雪の白さと仙狐さんの黄金の毛並みのコントラストに惚れ直した主人公くんがナチュラルにその姿を褒め讃えると満更でもない仙狐さんがとてつもなく可愛いですね。良い歳したオッサンであるからと雪遊びを躊躇する主人公くんが仙狐さんとともに雪遊びに興じる姿を見るのは和みますね。最後は尻尾で手を温めたいとねだる主人公くんによって仙狐さんは悪寒がしてしまうというオチがつきます。


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  • 仙狐さんの上司が来て主人公くんに警告をする。シリアスフラグか!?
    • モフモフに拘る主人公くんをあしらう仙狐さんのもとへ上司が査察にやってきます。真の目的は主人公くんに警告するためのものですが、仙狐さんをからかうという体裁を取ります。主人公くんに色仕掛けをする上司でしたが、主人公くんはモフモフを選択。筋金入りのモフモフストですな。そんな主人公くんに対し、自分以外の尻尾に靡くことを嫌う仙狐さんが独占欲を剥き出しにするところは結構グッときます。そしてジェラシーですか?と指摘され図星をつかれた仙狐さんがご機嫌斜めになってしまいます。仙狐さんの報復としてはオンザライスを発動!しかしながら仙狐さんも一緒のおかずで付き合ってあげてるところが微笑ましいことこの上ありません。いちゃつく二人?ですが、主人公くんへの警告が不穏な空気を醸し出しつつ次回に続くことになります。最終回は主人公くんが精神崩壊して摩滅した後で仙狐さんが人生を肯定する例の伝説回になりそうですな。


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第11話「今夜は少し荒れそうじゃの」の感想・レビュー

仙狐さんとの別離フラグ。唐突に来た仙狐さんは唐突に去るのであった。
主人公くんは父親が倒れたとの事で有給を利用して実家へ帰る。
当然のように仙狐さんもついていくのだと思ってたのですがそうはならず。
あと実家は多分岐阜県高山?またして新たな聖地が生み出されました。
何か仙狐さんとの別れが強すぎて、コミック版の神回が軽くなってしまった・・・

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  • コミック版だと神回なんですよ。Aパートは!!
    • 本当に日本型資本主義というのは理不尽な体制でして、終身雇用制と年功序列賃金制がもう既に崩壊しているのに、所謂勝ち逃げできる人々は旧式のレジームを引き摺っており、因習を強要してくるので質が悪いことこの上ありません。そんな不条理な世の中でも生きて行かねばならず、主人公くんもまた、疲弊していきます。本来ならばそんな社会にノーを突きつけらればよいのですが、そんなわけにもいかないので、仙狐さんという麻薬で気を紛らわすのです。コミック版では仙狐さんが主人公くんに肯定と許しを与える神回で是非読んで欲しいのですが、アニメ版だと仙狐さんとの別離に焦点が移ってしまい。あれー主人公くんと仙狐さんの絆は~?となってしまいます。まさか本当に仙狐さんは主人公くんの願望が生み出した幻影であり、実は仙狐さんなど存在せず、主人公くんがドラッグ決めて見ている夢の中の話とかいうオチになりそうで、とても不穏な空気が漂っています。仙狐さんとの別離はブラフであり、仙狐さんも主人公くんを追いかけて岐阜県高山市に戻っていました~とかだったらアッサリとオチがつきますが、どうなることやら。個人的には、コミック版の神回が最終回だと思っていたんですけどね。

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第12話「それでも、あやつを……」の感想・レビュー

仙狐さんの戦いはこれからだエンド。結局「負のオーラ問題」は棚上げ(原作38話で現行でやってました)
仙狐さんを夜空さまが試していただけであり、仙狐さんが決意表明しましたよ~って感じ。
仙狐さんは試されるまでもなく、幼少の頃から守護してきたので、何ら問題はなかった。
ただ、アニメ版では明確に足を怪我した仙狐さんを先祖が救ったが故の御恩と示されましたね。
個人的には11話Aパートの原作神回である仙狐さんの無条件承認エンドが良かったと思います。
癒し系アニメで変にシリアスな思わせぶりで最終回に引っ張り何事もないというオチであった。

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  • 主人公くんの負のオーラって何だったのでしょうね?(→原作38話参照)
    • アニメ版仙狐さんを通して主軸となっていたのが、主人公くんが発する負のオーラ。これを危惧した仙狐さんが今迄は陰から見守るだけだったのが、直接介入するようになったのでしたね。1年間仙狐さんは主人公くんを世話して来たわけですが、結局、負のオーラは止むことはありませんでした。それ故、仙狐さんは天界に呼び出され、夜空さまから仙狐さんのお世話は全く意味がないのでは?と糾弾されるのですね。これに対して仙狐さんは、自分のワガママということを認めた上で、主人公くんを甘やかすことを貫くのです。夜空さんの主眼は、人間と仙狐という種族間の違いにより寿命で死ぬ主人公くんを看取らねばらず淋しい思いをしてしまうことを慮ってのものであったので、仙狐さんの決意を聞くと、雲が晴れるという展開になるのですね・・・おーい負のオーラ問題どこいった!?と視聴者の多くが思ったのではないでしょうか?最後は仙狐さんを探し回っていた主人公くんが仙狐さんと出会えてハッピーエンドを迎えます。
    • 結局、夜空さんは仙狐さんを大切にしているからこそ、こういった事件を起こしただけっていうのが、予定調和的シリアスというのでしょうね。1クールで話をまとめるために、癒しモノにシリアス展開を突っ込んだ挙句、根本的な問題は何も解決しないまま、仙狐さんとの生活はこのままも続いていく!!となります。仙狐さん自身、主人公くんの負のオーラが何故消えぬのじゃ!?とか言ってた割には、スルーで終わるんかい!?仙狐さんの活躍はこれからだエンド。

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