雑録

アイシング-love coating- 体験版の感想・レビュー

フランチャイズ洋菓子店に勤務する雇われパティシエ夫婦のはなし。
ピンヒロインであることを活かし、既にフラグ成立後の新婚ライフを描く。
フラグ構築が無く所与の前提として既婚であり、夫婦生活が主軸となる。
当面の目標はハロウィンで無料配布するお菓子を考えること。
主人公がチーフでヒロインが部下という師弟関係の側面も持つ。
技術向上目覚ましいヒロインに追い抜かれるかもという危機意識が伏線となる。
あと立ち絵の正面から見た顔が、他の立ち絵やCGと異なり、少し面長に感じられてしまう。

パティシエ夫妻の新婚生活物語

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  • フラグ構築の過程が描かれずイキナリ夫婦モノ
    • ノベルゲーで新婚生活がテーマとなることはよくあることです。しかしそれは曲がりなりにもフラグ構築編があり、その後の新婚生活を営むという展開を取ることが多いかと思われます。よく知りもしない主人公とヒロインの夫婦生活を見せられてもキャラに共感を寄せることは難しいかもしれません。本作はプレイ開始時点でもう既に結婚しており夫婦の状態からスタートします。もしかしたら過去回想でフラグ構築の過程が提示されるかもしれませんが、あくまでもそれは本筋ではありません。主軸となるのは「結婚してからお互いの関係をどのように変えていくか」というテーマです。例えば、主人公は年下であるヒロインを考慮して傷つけないように発言しているのですが、ヒロインからは距離があると指摘されたりします。これがどう変わっていくのか!?そんな「夫婦生活における関係性の変化」が見どころとなります。

 
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  • 夫婦であり師弟であり上司・部下でもある
    • 本作の夫婦関係で注目すべき点が、師弟関係ということです。主人公もヒロインもフランチャイズ店の雇われパティシエなのですが、主人公がチーフであり、ヒロインの技術指導を行っています。ヒロインはやる気に満ち溢れているものの、それが故に色々と失敗してきたことが匂わされています。専門出たてのヒロインを主人公が導いてきたことが文脈から判断できます。しかしながら、ヒロインの技術の向上は目覚ましく、主人公が追い抜かれないように必死であると述べるシーンがあり、ここが掘り下げられればシナリオの質が深まりそうです。同じ職種同士がカップルとなると有り勝ちな展開ですが、これまで優位に立っていた男が焦りとか劣等意識とかを感じるようになっちゃうパターンですね。しかしまぁこれは考えすぎであり、コンセプトはフツーにイチャラブキャラゲーのようなのでシリアスモードにはならなさそう。ハロウィンで配るお菓子のデザインコンペみたいなのをやるっぽいので、そっちがメインになるのカナー?と勝手に思っています。

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