雑録

源平繚乱絵巻GIKEI(製品版)の感想・レビュー

鬼一法眼に扮し平将門の名を騙る興世王の野望を阻止する話。
平安時代末期のとある世界線では興世王が水脈に毒を流し日本の支配を試みた。
令和時代、義経の子孫である水分さんは、上記世界線における興世王の野望に気付く。
過去跳躍の異能を持つ水分さんは自分と共に主人公とヒロイン2人を転生させる。
治承寿永の乱イベントを通して主人公とヒロイン成長させ興世王を倒そうとするのだ。
1周目は史実編で壇ノ浦以後が惰性的、2周目の北行伝説は蝦夷に渡る直前に強制終了する。
忠臣蔵新撰組と比べるとイマイチ盛り上がらなかった感がある。

源平合戦がメインではなく寧ろ壇ノ浦の戦い以後に焦点を当てたおはなし

治承寿永の乱をプレイしていると思ったらトンデモ妖怪バトルになっていたでござるの巻

f:id:r20115:20210328183024j:plain

  • 八握剣と時空越えの祝詞でタイムスリップ
    • 本作の裏の主役は水分鳳輦さんです。彼女こそが本当の義経の子孫という設定です。この作品の世界観では義経は生き延びており、壇ノ浦の戦い後、水源の管理者となったという展開です。水分さんは代々日本の水脈を管理してきたのですが、なんと過去のとある世界線では水脈に毒が流し込まれ、その影響が現世にも出始めていたのです。これを阻止するべく水分さんは時空流離の異能を使って自分と共に主人公とヒロイン2人を平安時代末期に転生させたのでした。水分さんは主人公とヒロインを成長させるため、主人公を義経として治承寿永の乱に参加させ、平家を滅亡させます。ここからが本作の始まりといっても過言ではなく、1周目は史実編、2周目は北行伝説編が語られていきます。史実編は新撰組の時にも批判されたように教科書の歴史をなぞっていくだけのような感じであり、何をどうあがいても義経は頼朝に追い詰められ泰衡に裏切られて死にます。2周目は結構面白いです。ループの記憶保持を活用してサクッと出家すると平家の落人集落に辿り着き安徳天皇と共に平泉に逃れます。そして蝦夷地に防衛拠点を作ると称して北行伝説展開となるのですが、蝦夷地に渡る前に強制終了。オイオイ、一体何のために移動するためだけのクソ長いシナリオを読ませたんだよという感じ。そして3周目からトンデモ妖怪バトルが始まります。

 
f:id:r20115:20210328183031j:plain

  • 鬼一法眼に扮し平将門を騙る興世王
    • 水脈に毒を流し日本を支配しようとするラスボスは興世王ですが、最初は鬼一法眼、次いで平将門の姿をとって現れます。日本国は三種の神器に守られていたので妖怪の侵略を防いでいました。まずはそれを打破するため、ラスボスは鬼一法眼として主人公たちをそそのかし源平合戦を起こさせます。これは壇ノ浦の戦いのどさくさで草薙の剣を紛失させようという狙いでした。ですがここで安徳天皇龍王であり、その体自身が草薙の剣であるという設定が判明し、生贄にされてしまいます。こうして結界が崩れると、鬼一法眼の実態は平将門であるとか言い出し、妖怪バトルに転じます。幽世から源氏・平氏奥州藤原氏に怨恨を抱く死者・妖怪たちが召喚され、平泉と鎌倉は陥落してしまうのです。このような危機に際して主人公たちが縋ったのが源為朝。なんと伊豆大島で為朝は生きており、敗北した主人公たちは修行を積むことになります。こうして為朝を仲間にしレベルアップした主人公たちは鎌倉を奪還、そのまま平泉へと駆け上がっていきます。その途中で実はラスボスは鬼一法眼でもなく、平将門でもなく興世王であることが明かされていきます。最終バトルは安徳天皇の究極進化形態であるヤマタノオロチとの戦いになります。主人公とヒロイン二人は飲み込まれてしまうのですが、ここで十束の剣によりヤマタノオロチの体内にいた安徳天皇を解放するのです。終局部では主人公がその体操の能力を発揮して宙に舞い上がり興世王を倒してハッピーエンド。平和を守った水分さんと共に現世へと帰還したのでした。

f:id:r20115:20210328183036j:plain

f:id:r20115:20210328183042j:plain

体験版感想