ひぐらし業

ひぐらしのなく頃に業 第24話(終)「ひぐらし業のスタッフはなぜ沙都子を主人公にしてクレイジーサイコレズを描こうとしたのだろうか?」の感想・レビュー

原作版ひぐらしにおいて物語を動かすために用意されていた装置が全て「業」で解体された話。 ひぐらし業の作品史上の意義としては、24話分かけて原作解体をやってのけたということ。 そして原作を焼き尽くして更地となった土地にキャラだけ同じで新たな作品…

ひぐらしのなく頃に業 第23話「イキナリお涙頂戴の家族モノになったぞ」の感想・レビュー

鉄平改心バグ。 梨花への報復のためにループを繰り返す沙都子だが記憶継承の余波が周辺人物にも発現。 なんと沙都子に近しい人物たちが並行世界の記憶を保持するようになったのである。 近しい人ほど影響が出るという事で沙都子の叔父である北条鉄平に焦点が…

ひぐらしのなく頃に業 第22話「クレイジーサイコレズ~沙都子と梨花の百合セカイ系~」の感想・レビュー

祭囃し編を追体験し梨花の脱雛見沢願望が100年ループの結果だったことを知った沙都子。 梨花の強固な脱雛見沢願望を転換させるにはもう1度「昭和58年6月」して心を圧し折るしかない。 こうして因果塗り替え合戦が発動し梨花がどんなに破滅フラグを回避しても…

ひぐらしのなく頃に業 第21話「沙都子、梨花を巻き込んで自殺する」の感想・レビュー

友達を信じて本心を打ち明けるも中学時の口約束など高校では反故にされたので無理心中した話。 2周目の沙都子はお嬢様学校の懸念を打ち明けそこで交わした救済の約束を信じることにします。 しかし梨花を信じて進学した結果、沙都子は無残にも裏切られ同じ過…

ひぐらしのなく頃に業 第20話「独房にぶち込まれた沙都子は梨花が自分を売ったと思い込み自分の選択肢を悔恨しやり直しを望んだ」の感想・レビュー

高校デヴューに成功した梨花にとって田舎臭い故郷は汚点にしか過ぎなかった。 沙都子は変わってしまった梨花に昔ながらの方法で接するがそれは逆効果であった。 罰として独房に入れられた沙都子は梨花が自分を売ったのだと思い込んだのである。 それでも沙都…

ひぐらしのなく頃に業 第19話「沙都子は梨花がお嬢様学校に入るための踏み台に過ぎなかった」の感想・レビュー

梨花の熱意に絆された沙都子は一緒に受験勉強に励み二人ともお嬢様学校に合格します。 しかし進学に伴う環境の変化は二人の関係性を破壊してしまったのです。 お嬢様の生活に適応し新しい友人とハイソな毎日を楽しむ梨花に対し…… 早くも勉強についていけなく…

ひぐらしのなく頃に業 第18話「祭囃し編のその後の世界」の感想・レビュー

ひぐらし業は祭囃し編でハッピーエンドを迎えた筈なのに再びループへ陥ったという構造でした。 そして正解の選択肢を知っておりそれを辿っている筈なのに何故か抜け出せませんでした。 その原因は梨花以外に沙都子もループしており梨花の解脱を邪魔していた…

ひぐらしのなく頃に業 第17話「沙都子もまたループする存在」の感想・レビュー

これまでの梨花は何度ループして世界をやり直しても破滅エンドから逃れることはできませんでした。 その理由はループから脱却した世界線で梨花が雛見沢を捨て都会へ出て行ったからでした。 梨花が雛見沢を受け入れたことにより呪縛から解き放たれ鷹野とのラ…

ひぐらしのなく頃に業 第16話「これまでのひぐらし業は古出梨花が雛見沢を捨てようとしたことへの罰であったという話」の感想・レビュー

ひぐらし業の世界観では惨劇を乗り越えた梨花が雛見沢を捨て垢抜けた都会の高校に進学した。 しかしそれが全ての始まりで雛見沢を捨てたが故に再びループ地獄へと陥ることになる。 古出梨花は雛見沢を捨てる為にこのループから脱却したいと思っていた。 しか…

ひぐらしのなく頃に業 第15話「梨花ちゃまの5回の賭けが雑に消化されていく」の感想・レビュー

これは酷い。梨花ちゃまが決意した5回の賭けを消化するためだけの回であった。 大石と圭一が仲良くなり赤坂も召喚されついに破滅フラグを回避できるかと思いきや…… まだレナ√をクリアしていなかったのであっという間にデッドエンド×4。 次々に梨花ちゃまが…

ひぐらしのなく頃に業 第14話「100年ループし続けている古出梨花の絶望と最後の5回の賭け」の感想・レビュー

破滅フラグを回避しても強制バッドエンドになるので絶望し、自死を選びかける話。 沙都子√は全てがうまくいったと思いきや突如拳銃乱射事件が起こりデッドエンド。 圭一を励まし魅音に人形を渡し沙都子を救い破滅フラグは全て潰したのに何故なのか。 ついに…

ひぐらしのなく頃に業 第13話「沙都子√超展開強制バッドエンド」の感想・レビュー

一向に動かない児相に県議・弁護士・市長の力で圧力をかけ保護に成功する話。 耐えることこそが強さだと思い込んでいた沙都子は考えを改め保護を求める。 これにより虐待をしていた北条鉄平は御用となり沙都子は救われたのであった。 運命を変える男圭一は雛…

ひぐらしのなく頃に業 第12話「口先の魔術師前原圭一の真骨頂」の感想・レビュー

左派系社会運動をしていたら村を牛耳る保守勢力に圧力をかけられる話。 北条沙都子を救うため児童相談所に対して集団で陳情を繰り返す毎日。 しかし役所と補助金でズブズブの町会に手が回り圭一たちの運動を邪魔しに来る。 圭一は一発演説をぶって町会を味方…

ひぐらしのなく頃に業 第11話「運命を覆す圭一の行動に感化され、諦観していた梨花が運命に抗う!」の感想・レビュー

沙都子を救うために北条鉄平を殺害してしまう世界線を回避する話。 繰り返されるループに疲弊し運命に抗うことを諦観する梨花を変えるのは前原圭一。 殺害という違法な手段をとるのではなく正攻法で児童相談所に押しかけます。 電話で無理なら仲間5人で現地…

ひぐらしのなく頃に業 第10話「虐待のPTSDが発動!沙都子発狂す」の感想・レビュー

虐待など無いかのように振る舞っていた沙都子がふとしたきっかけで発狂する話。 頭を撫でようとしたらPTSDが発動し大根をリバースする沙都子の描写をとくと見よ! 狂気を振りまく沙都子の異常な様子が演出されています。声優さんの演技もすごい。 児童相談所…

ひぐらしのなく頃に業 第9話「沙都子√は児童虐待モノ」の感想・レビュー

梨花の誘導で圭一自身は破滅フラグを回避しても第三の要因が襲い掛かる。 沙都子√はダム誘致賛成派の北条家の事情が描かれ児童虐待で破滅エンドとなる。 沙都子は両親が死亡し兄の悟史が失踪した為、梨花と二人で暮らしていた。 しかし北条鉄平の帰還により…

ひぐらしのなく頃に業 第8話「雛見沢御三家殲滅エンド」の感想・レビュー

雛見沢の因習を打破するために魅音が村の有力者を全員ぶっころした話。 オヤシロ様の祟りと称して村にとって都合の悪い人間を排除する仕組みが作られた。 魅音はそのシステムを梨花が牛耳っていると看破し悪習を終わらせようとする。 そのためには村の御三家…

ひぐらしのなく頃に業 第7話「世界線を放棄したため梨花の化けの皮が剥がれた」の感想・レビュー

祭具殿に忍び込んだのでバッドエンドが確定したため梨花は世界線を放棄。 幾重ものループを積み重ね精神年齢的には老成した梨花の神髄をとくと見よ。 今回の話では雛見沢の伝承としてオヤシロ様のカニバリズムを回収。 人肉食が許容されており、綿流しはハラ…

ひぐらしのなく頃に 第6話「魅音と詩音は別個体」の感想・レビュー

ミスリードの種明かしその1。魅音と詩音は同一人物ではなく二人いたという話。 圭一は魅音が女らしい側面を誤魔化すため詩音と名乗っていたと思い込んでいた。 だが実際には魅音と詩音は双子であり、別個体であったのである。 (この魅音と詩音もさらに入れ…

ひぐらしのなく頃に業 第5話「魅音に人形を渡して破滅フラグ回避」の感想・レビュー

破滅エンドを回避すべく奮闘する古出梨花。レナ√は失敗に終わりループして魅音√へ。 それでも古出梨花は破滅を回避することを諦めず、圭一を啓発していく。 魅音√で重要なのは景品の人形を圭一が渡せるかどうかにかかっています。 古出梨花のアドバイスで人…

ひぐらしのなく頃に業 第4話「2020年版ひぐらしは「騙し」シリーズで統一するのだろうか」の感想・レビュー

たぶん現段階は祭囃し編でカケラ集め終わってゲーム盤編に突入している最中っぽい? 同人版だと鬼隠し・綿流し・祟り殺し・目明し・罪滅ぼし・皆殺し・暇潰しなのだが…… 2020年版ひぐらしだと鬼騙し・綿騙しと来ているので「騙し」で統一するのか? 古出梨花…

ひぐらしのなく頃に業 第3話「教えて知恵留先生!」の感想・レビュー

雛見沢連続殺人事件の概要を大石から説明される話。 転入生の圭一を暖かく迎えてくれた仲間たちが殺人事件を隠していた! 疑心暗鬼に駆られる圭一は、次々と仲間への信頼を失い狂い始めていく。 一大ムーブメントを生んだレナの「嘘だッ!」も登場。 知恵留…

ひぐらしのなく頃に業 第2話「いきなりカケラ集め」の感想・レビュー

冒頭から「欠片集め」ということは祭囃し編なのか? EDテーマの1枚絵でヒロイン達のトラウマ回収を演出している。 ラスボスである鷹野も登場し、第2話からクライマックスだぜ! しかし予告で「鬼騙し編」ということが明らかに。 原作の同人ゲーにはそんなも…

ひぐらしのなく頃に業 第1話「ゼロ年代同人ゲー時代の熱狂」の感想・レビュー

葉鍵の時代の後、型月に続いたサウンドノベルが『ひぐらしのなく頃に』であった。 多くのゲーム系テキストサイトが謎解き・考察に走り、新作が出る度に熱狂を生んだ。 そのオチはループモノであり、様々な因子の欠片を搔き集め、グランドエンドに辿り着いた…