【感想】ウマ娘 ROAD TO THE TOP 第1話「夢のはじまり」

トプロ・アヤベ・オペラオーの世紀末世代におけるクラシック戦線を描く話。
主人公のトプロは明るく元気で委員長を務める真面目でひたむきなウマ娘
レース運びが苦手で小回りが利かない弱点があったが努力でカバー!
父親の伝手で幼少期から付いてくれた沖田トレーナーと共に戦いに挑む。
トプロのライバルはアヤベさんであり彼女は死んだ妹の残影に囚われていた。
だが突如として人気を分かつ二人の間に割って入るのがオペラオーであった。
オグリルールによる初の追加登録を果たしたオペラオーが皐月賞を掻っ攫った。

世紀末世代のクラシック戦線を分かち合ったオペ(皐月賞)・アヤベ(東京優駿)・トプロ(菊花賞)のお話

小回りが利かずコーナーで膨らむ欠点を直すため努力を重ねるトプロ
  • クラシック戦線で皐月賞東京優駿に敗れ続けたトプロが最後に菊花賞を掴みとる!
    • 2023年春アニメのウマ娘新作アニメは世紀末世代のクラシック戦線を描く!主人公となるのはナリタトップロードであり、テイエムオペラオーアドマイヤベガたちとの激しい戦いが扱われる。
    • ナリタトップロードのキャラ設定は明るく元気で真面目な委員長。しかしながらレース運びには弱点もあり、小回りが利かずコーナーが上手く曲がれないので外に大きく膨らんでしまうという問題を孕んでいた。そんなトプロの欠点を補うのが、炉利トプロ時代から二人三脚で歩んできた沖田トレーナー。幼少期にトプロの父親が友人である沖田トレに娘を託し、二人で長い時間を共にしてきたのである。中年男性の渋みがトプロには合い、ひたむきなトレーニングを重ねていったのである。その甲斐あって、皐月賞の前の弥生賞ではアヤベに勝つほどの実力を高めていった。
    • アヤベさんはアニメでも妹の残影に囚われている。アプリ版ではトレーナーの存在によって死んだ妹ごと受容されたことによりトラウマから解放されるが、アニメ版ではトレーナーが出て来ず、カレンチャンが祈るのみ。だがアヤベはクールで冷たいように見えて心から優しくトプロが気づかない間に怪我をしていた時には治療をしてくれる思いやりを持つ。この二人により皐月賞の人気は二分されており、どちらかが春のクラシック戦線に勝利するかと思われていた。
    • だが二人の間に割って入るのがテイエムオペラオー。2000年にはオペラオー無双が展開されるが、まだこの時は左程オペラオペラしていない。苦悩や弱さを見せるオペラオーを支えるのが我らがメイショウドトウ。さらにクラシック戦線に出場できなかったオグリが競馬界のルールを書き換えた(シングレ参照)ことにより、初の追加登録となったのがオペラオーだった縁で、オグリオペが挿入される。オグリからの激励でオペラオーが確信を持つ場面はシングレ読者にはグッとくる展開。
    • 皐月賞ではアヤベとトプロのライバル関係を中心に描写され、先に仕掛けたアヤベをトプロが追う展開となったが、途中でアヤベが失速。トプロが勝つかと思われたが、高らかなBGMと共にテイエムオペラオーが大外からやってくる。凄まじい末脚を発揮したオペラオーにトプロは抜かれ、皐月賞に敗北してしまうのであった。残るクラシック級は東京優駿菊花賞。トプロは二つのレースにどう挑むのか!?アヤベさんは死んだ妹の残影とどう向き合うのか。期待は高まるばかり。
明るく真っすぐなトプロに対し妹の残影に囚われるアヤベ
幼少期にトプロの父から娘を託された沖田トレ
オグリルール後、初めてクラシック登録したのがオペ
人気を二分するトプロとアヤベにオペラオーが割って入る!
皐月賞の死闘
皐月賞を制したのはテイエムオペラオー
孤立を深めるアヤベとカレンチャンの祈り

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