【感想】ウマ娘 ROAD TO THE TOP 第2話「栄光の舞台」

トプロが掴みかけたダービーの栄光をアヤベに差されて敗北し泣きじゃくる話。
この物語の主人公はトプロだから仕方が無いけど、アヤベさん掘り下げて欲しかったな。
アヤベさんは生まれることなく自分の犠牲となって死んだ妹の残影に囚われている。
キャラストではトレーナーが亡き妹ごとアヤベを受容しトラウマから解放されるのだ!
だがRTTTではウマキャン△しただけで妹の残影を引き摺ったまま東京優駿に勝ってしまった。
アヤベさんはその勝利を天にいる妹に捧げ、空からは後光が差していた・・・。
アヤベさんのトラウマ解放はやって欲しかったな。トレアヤでもカレアヤでも良いので。

兄を亡くしたカレンチャンと妹を亡くしたアヤベさんの代償行為ズブズブ百合も見てみたかったな

自分の代わりに生まれることなく死んだ双子の妹の残影に囚われるアヤベ
  • トプロ以外のトレーナーはどこへ行ってしまったのか
    • 今回はウマ娘でもカルト的な人気を誇るアヤベさんことアドマイヤベガ回。アヤベは自分の代わりに生まれることなく死んでしまった妹の残影に囚われており、ここからどのように彼女を救うのかがアヤベシナリオのテーマであった。キャラストではアヤベを救うのはトレーナーの存在であり、妹の残影を否定することなく、亡き妹の残影ごとアヤベを受容したことにトレアヤの真骨頂があった。デレたアヤベが電車の中でトレーナーが起きているにも関わらず寝ていると仮定した状態で本音を語る場面は最大の見所の一つとなっている。そのためアニメでこれを再現して欲しいと願う声は多かった。だがRTTTではトプロのトレーナー以外出て来ないのである。トレアヤが描かれないのも織り込み済みだったのであろう。トレアヤが見たい人は雪星こころ先生のtwi漫画を読もう!
    • ではアニメ版は誰がアヤベのトラウマを癒すのか。トレアヤに代わって期待されたのがカレアヤである。アヤベと同室であり祈りを捧げているシーンが多かったことからカレンチャンの役割が期待されていた。カレンチャンもまた兄を亡くしているため、兄妹を亡くした者同士が同室になりお互いを慮るという構図になっている。二人が互いを思いやる背景には過ごせなくなった兄妹との時間の代償行為でもあり少しセンチメンタルなズブズブ百合なのである。しかしアニメでお出しされたものは、ウマキャン△であった。アヤベが新月の日に妹を偲ぶためキャンプを行うシーンが挿入され、特に亡き妹の残影問題は解決されずにダービーに勝ってしまったのであった。優勝したアヤベには天から後光が差し、その勝利を妹に捧げたのであった。
    • レース描写としてはオペラオーが先にスパートをかけ、追いかけるトプロとの一騎打ちになる。トプロは競り合いを制して前に立ち、ついに栄光を掴んだかに見えた。だがアヤベも追い上げており、勝利目前にしてトプロは差されて敗北してしまうのであった。勝利をクビ差で逃したトプロは悔しさの余り号泣する。だが彼女が走るのはトレーナーや応援してくれる皆に報いるためであり、自分の為では無かった。トプロが自分自身のために走ってこそ、勝利を掴めるという展開になるのだと思われる。
カレンチャンは救いになれない
アヤベさんの中に死んだ妹がいるから孤高に走るんだ
ウマキャン△
妹がもし真っ当に成長していたら
妹の呪縛から抜け出せないアドマイヤベガ
トプロとオペラオーの手を拒絶してしまうアヤベさん
全ては亡き妹のために
ダービーの栄光を掴みかけたトプロだがアヤベに差されて敗北
勝利したアヤベは妹に勝利を捧げ後光が差す
敗北し泣きじゃくるトプロ
今までの努力があるからこそ敗北という現実に耐えられないのだ

アヤベさんのキャラストは是非読んで欲しい!!