こづかい万歳の第26話は中年男性のファッションがテーマ。
中年男性となると社会的地位も高くなり身につける服も値段が高くなりがちです。
それ故こづかい制だと何も買えず、着るものが無くなり「裸でいろというのか!?」と苦悩することに。
ここで「ダサいメンズファッション」の代表例として小太りのオッサンが描かれるのですが……。
な、なんと、身につけている服は「I love GUNMA」Tシャツだったのです。
まさにグンマー=ダサいと言わんばかりの大ゴマにショックが隠し切れません
中年ファッションモノと見せかけてディスってる服装がグンマー
- こづかい制の中年男性は一体何を着ればいいのか
- 今回のこづかい万歳はファッションモノ。中年男性の安上がりだけどスタイリッシュな服装に迫る!……という話なのですが、ダサいファッションの事例にグンマーTシャツが出てきて、ショックを隠し切れません。いや、首元ヨレヨレの謎の英語Tシャツという事例にピッタリ当てはまるからなんだろうけど、もう少し、こう、手心というものを……。話の内容としては若い頃にはファッションに拘っていた中年男性が、市の広報誌に掲載された自己の写真を見て服装を客観視し、自分がダサいことに気付くという流れ。そこからオッサンファッションユーチューバーに服装選びを伝授され、現代の流行に追いつくというもの。服が決まれば、心はハレルヤ。日常生活が輝いて見えるとハッピーエンドになります。
- 一応今回のオモシロポイントとしては、作者とゲストの対比。ゲストは30歳で漫画家を諦め故郷の群馬に帰り、そこで家業を継ぎ結婚して子どもを作って家庭をもうけ安定した小市民としての幸せを手にしますが、それが逆にオッサンを停滞させていく装置として働いていったという所。仕事は身内のみで、休日も家族と出かけるだけ。人の目を気にしないということは逆に堕落していくきっかけにもなってしまうということが抉りだされています。しっかし現代の世の中で、それは勝ち組だよと、漫画家を続ける不安定な作者により描かれるわけです。内容的には深イイ話なのでしょうが、個人的にはダサいファッションの事例が群馬Tシャツだったことが一番印象に残ってショックだったので、ヤマノススメの群馬回を見て、精神的回復を図った。