ギャルに擬態する(できていない)ピエロ系ぽんこつ耳年間少女のピンヒロインキャラゲー。
広橋るなは恋愛マスターを自称するカースト上位のグループにいるギャル。
しかしてその実態は、愛され系弄られキャラでありそのぽんこつさがウケていたのである。
と、いうかキャラデザにおいてもテキスト表現においてもどこから見てもギャル分は無い。
ギャルっぽく振る舞えていると自分では思い込んでいる少女の頑張りを眺めることが主眼。
会話選択肢イベントは若干テキストが変化するだけ。複数エンドに√分岐すれば面白そう。
ピンヒロインモノでも選択肢次第でマルチエンドにすればいいのに。そんな予算は無いか。
広橋るなのキャラクター表現とフラグ生成過程
- ギャルに擬態しようとして頑張り、自分では上手く擬態できていると思い込んでいるピエロな少女
- まずこの作品をギャルものとして読むと決して面白くはありません。広橋るなはキャラデザ的にもテキスト的にもギャル分は皆無だからです。寧ろ見た目だけなら良家のお嬢様っぽい立ち絵。ギャルはどこいった?それもそのはず、広橋るなはギャルなどではなく、ギャルに擬態しようとしているだけのピエロ系ぽんこつヒロインだったのです。シナリオが進み、プレイヤーたちもどうやらこのヒロインはピエロっぽいぞと思い始める所まで耐えられれば、面白くなります。耐えろ。広橋るながギャルではないことは周囲からはもう既にモロバレしており、気づいていないのは本人だけ。しかし周囲は優しいので生暖かい目でギャルになれていると思い込んでる広橋るなを見守っているのです。ピエロ系ぽんこつ、ここに極まれり。
- シナリオの内容としては、開始ソッコーでフラグ形成。男同士で好きな人の名前を言いっこしていく大会で、主人公が広橋るなの名前を挙げた瞬間に教室のドアがガラっと開いて、そこに本人が登場するという流れ。広橋るなも主人公のことを憎からず思っており交際することに。広橋るなは恋愛マスターを自称するため中古かと思われたが、それは単なる耳年間な見栄でありピュアッピュアだったというオチ。広橋るなの親友たちや主人公はそれを知りつつも、広橋るなが奮闘する様子を生暖かく見守るというのが、このゲームの面白いところなります。体験版では手作り弁当イベントが発生。ゲロマズ料理を食べさせられるのかと思いきや、そこはホレ、きちんと監修が入っています。ほぼヒロインのイモウトが作ったお弁当でした。広橋るなが作った?のは、ソーセージ焼いただけ。しかもちょい焦げだった…。そんなピエロでポンコツな広橋るなを愛でることができればキャラゲーとしては大勝利。ピエロであることに気付いたヒロインが精神崩壊するとかいうシリアスが入ればシナリオに深みが出そうですが、今の時代はそんなまどろっこしいことはしなそう。
いちかのシリーズまとめ