『罪ノ光ランデヴー』

罪ノ光ランデヴー「真澄あい」シナリオの感想・レビュー

悲劇に酔うことでしか自我の均衡が保てず現実から目を背けようとするメンヘラを救済するはなし。 体験版まではとても面白く、罪というテーマや絵本というモチーフ、ヒロインのキャラクター造詣も好ましいものである。 しかし製品版はシナリオがブツ切りで各場面を無理やり繋ぎ…

罪ノ光ランデヴー「水園円来」シナリオの感想・レビュー

自分の意志が無く言いなり状態であった少女を覚醒させ村の将来へ目線を向けさせるはなし。 近代的自我を獲得した円来が逆に村の発展のために主体的に犠牲になる決意をする所は良かったが…… 主人公くんが亡父の遺品から村長を糾弾しただけで許嫁問題が解決す…

罪ノ光ランデヴー「椿風花」シナリオの感想・レビュー

インセストタブーでセカイ系エンド。同メーカー作品夏ペルのイモウト√の焼き直し。同工異曲。 手垢にまみれた粗製乱造の物語消費であるが、強いて独自性を挙げれば封建的な閉鎖性が強いこと。 主人公くんが村の地主の子弟であり土地と人民に束縛されているか…

罪ノ光ランデヴー(体験版)の感想・レビュー

メインヒロインの孤児が施設の解体に伴う別離に際し、放火事件を起こすことで罪の鎖で繋がろうとしたはなし。 しかしメインヒロインの哀(あい)が再会を望んで故郷に帰ると主人公くんはさっぱりと哀のことを忘れてしまっていた。 哀はショックを受けながらも、贖罪の念を抱…