雑録

らぶおぶ恋愛皇帝ofLOVE!(体験版)の感想

暴力系少女と高飛車系富裕階層女を広い許容力で受け入れる話。
ぶっ飛んだ設定かつ強引なテキストで物語を引っ張り続ける。
トートツに「四国でエヒメが好き」とか「長縄はDNA構造」とか言い出す。
馬鹿ゲーだがシリアスっぽくなる所もあり割と楽しめた。

らぶおぶ恋愛皇帝ofLOVE!(体験版)の概要

  • 暴力系少女について

    • この作品はカリスマ生徒会長である暴力系少女が恋愛をすると宣言するところから始まります。全てを勝負ごとにしなければ気が済まない暴力系少女は唯一自分に対して嫌悪感を示す主人公を振り向かせることを勝利条件として設定したのです。主人公くんは、暴力系少女と幼なじみで幼少期に様々な嫌がらせを受けたことから無関係を貫きたがっていたのです。しかしそれには事情があり、体験版を読み進めて行くにつれて真相が明らかになっていきます。主人公くんは許容力に溢れる人間です。そのため一般常識とは異なる価値観を持つヒロインたちを肯定し、他者受容願望や自己肯定感を満たしてあげていたのです。ヒロイン達は自分の信条を持って、育つことが出来たわけですが、逆に考えれば社会に対して適応していけなかったということにもなるのです。幼少期の暴力系少女は主人公くんに許容されていれば良いと考えるようになり、他人に合わせることをしなくなったため、トモダチを無くしてしまった描写が示唆されます。これらのことから、主人公くんは暴力系少女を拒むことによって、社会性を身につけさせ、交友関係を維持するように仕向けたと考えられるのです。
  • 高飛車系富裕階層女について

    • 体験版の主な内容はこの富裕階層女のココロをオープンハートすることが描かれます。この高飛車系富裕階層女は主人公くんと幼なじみであり、海外から帰国してきました。好意を寄せる主人公くんに受け入れてもらえるかとルンルン気分でスキップしてたら、エロゲ主人公にありがちなスキル「過去忘却」により、忘れ去られていたのです。ショック。そのため、周囲に反発するようになり最初はチヤホヤされていたものの、孤立しがちになっていきました。また、そのことからストーカー被害に遭うようになっていきます。それに対し、主人公くんは高飛車系富裕階層女を守ると決意するのです。その背景には主人公くんの「世話焼き」属性がありました。割とシリアスな話が始まり、主人公くんは幼少期に家を焼き討ちされ両親がおらず虐待されていたかのような様子が匂わされます。主人公くんもまた呪われていたという設定です。こうして主人公くんは体を張って高飛車系女を守ることで、忘れていた過去を取り戻したのでした。

    • 高飛車系富裕階層女の過去
      • この高飛車系富裕階層女は幼少期に、その概観と社会階層の相違から小学校では異端として排斥の対象となっていました。そこへ颯爽と現れたのが、暴力系少女に虐待を受けいていたことにより人の痛みが分かるようになっていた主人公くんだったのです。勿論弱っちくてフルボッコにされた主人公くんですが、富裕階層女の心をきゅんきゅんさせるのには十分でした。そして幼少期における男児の女児に対する「物隠し」がエスカレートしたときに、その代償として主人公くんはリボンをプレゼントしてあげたのです。「かいしんのいちげき」!なんとまぁ、富裕階層女はそのリボンを後生大事に今でも身につけているわけですよ。