雑録

あまいろショコラータ「天宮みくり」シナリオの感想・レビュー

田舎出身天然系おぼこ娘が恋心を自覚する話。後半は異種婚姻問題。
みくりは若者がいない里で育ったため精神的未成熟で恋という概念を知らず。
そんなみくりが「好き」という感情を育んでいくことが前半のテーマ。
後半は只人と獣人の間での種族間融和問題が扱われるが、サクッと解決。
異種族が誰でも入れる「しっぽカフェ」をオープンしハッピーエンドとなる。

天宮みくりのキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 恋心の自覚と異種族婚姻
    • 天宮みくりは田舎出身の天然系おぼこ娘。故郷には同年代がいなかったため、情緒の発達が未成熟で、異性に対する「好き」という気持ちや、恋という感情を理解できずにいました。当初は主人公を始めとして、バイト先の同僚たちと気軽にハグしていたのですが、主人公との関係性を深める中で徐々に情緒を発達させていきます。みくりが恋心を育てていく様子が見どころといえるでしょう。
    • しかしながらみくりの獣人的考えでは「好きになる」それすなわち「子作り」だったのです。みくりは主人公くんとフラグを構築すると子づくりしようとグイグイ迫ってきます。このような状態において、主人公はみくりに対して考えなしに子どもを作ってしまうととても大変であり、子どもを育てるためには経済的な自立や環境の整備が必要になってくるのだと説いていきます。また子作り以外の目的での交尾もあるのだと教えていきます。
    • 賢くなっていく過程でみくりが気づいてしまったのが異種族婚姻の問題でした。みくりの里は人間界と分断して獣人のみでコミュニティを作っている狭い世界でした。みくりは当然自分は故郷に帰るとばかりおもっており、主人公を連れて行けないことに気づくのです。また、これまでみくりは神様の託宣を行動の指針にしていましたが、お告げも聞こえなくなってしまいます。これはみくりが主体的に意思決定しなければならないということ。将来どうするのか、主人公との関係をどうするのかを考えていくことがテーマとなります。しかし解決方法は結構カジュアル。もう少しきちんと解決編をやるのかなーと思っていたら、「異種族の融和」がみくりの将来の夢になります。そしてエピローグではサクッと異種族が自由に使える「しっぽカフェ」をオープンさせておりハッピーエンドを迎えます。

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