「カッコよさ」に憧れアウトローを気取るファザコン系ウマ娘の話。
冒頭からウォッカは学園の教官による共通トレーニングをブッチ。
サボりかと思ってスネークするとそこには一人で筋トレをする姿が!!
頑張る様子をカッコいいと褒めてあげれば満更でもなくフラグは成立。
専属就任後は格上に勝負を挑んではボコボコにされるウォッカを励ましていく。
ウォッカにとっての「カッコよさ」を追求することがシナリオの主軸となる。
ウォッカのキャラクター表現とフラグ生成過程
- ファザコンのウォッカにとってはカッコよさの基準がパパ
- 「カッコよさ」にひたすら憧れる、アウトローを気取ったウマ娘がウォッカ。そのカッコよさの基準は憧れていたパパによるものであり、高度成長期におけるバイカー的な価値観。孤高でアウトロー、大型バイクに跨り、メンツを張る。そんな昭和的バイカー価値観をカッコよいと認めてあげればフラグは成立。二人で「カッコよさ」を追求していくことになります。
- ウォッカ√ではとにかく格上に挑んでは返り討ちにされます。特に学園イベントでのナリタブライアンとの戦いでは出走者がGⅠ級ウマ娘ばかりになる中、果敢にチャレンジするのですが……時期尚早。惨敗に終わります。打ちひしがれるウォッカですが、主人公の励ましとダスカの発破により立ち直りリベンジを誓います。ウォッカの熱意は張り合いのある相手を渇望していたブライアンの心に火をつけることになり、ウォッカの名を覚えさせたのでした。
- その後もウォッカは格上に負けることがしばしばあり「カッコよさ」が揺らいでしまうことも多々あります。「カッコよさ」とは一体何なのだという哲学的追究へ。ウォッカにとって強いとカッコいいは別であり、カッコよいと思っていたパッパが、家庭ではママンの尻に敷かれていたとのこと。ママンは実力のあるウマ娘でありパワフルな肝っ玉かぁちゃんであったことが窺われます。と、いうか会話の殆どがパッパとの思い出でありウォッカは余程お父さんが好きなんだね……。最終的にウォッカの中で、父親のカッコよさと母親の強さを兼ね備えるという結論が出ます。
- その一方、ウォッカは恋愛面に関しては物凄くウブなネンネでありバイク映画のラブシーンで照れ照れしてしまうほど。またラストではトレーナーさんとのタンデムを想像しその身体に腕を回して抱き着くイメージをしただけで鼻血を垂れ流すのでした。