イクノ回。春の感謝祭で鬼ごっことドッジボールを組み合わせた鬼ドッジという競技に出る話。
メインとなるのはマチタン・イクノ・ローレル・ブルボン・バクシンの5人。
イクノ監督の指導の下で友情・努力・勝利を目指し、練習を重ねるスポコン物語。
優勝候補に練習試合でボコられ意気消沈するもイクノは弱点を把握し計画的にメニューを組む。
個人技術の向上からチームワークまで的確な訓練を積み、最後はバクシンの必殺技を開発する。
順調に勝ち進むが決勝戦では対策が取られており必殺技が封じられ防戦一方になる。
イクノは自分の戦略が破綻したことで落ち込むが必殺技が無くとも今までの積み重ねで勝利する。
戦略的にチームの能力を向上させたイクノが、戦略破綻した時に育てたメンバーに助けられる展開
- イクノ監督による戦略的チーム作り
- 春の感謝祭で鬼ドッジなる競技に参加することになったイクノ・マチタン・ローレル。バクシンとブルボンも仲間に加えて優勝を目指すことになる。主にチームを牽引するのがイクノであり、戦略的に計画的なトレーニングを組み、着実にチームの実力を向上させていく。まずイクノが実施したのが、優勝候補との練習試合。ボコボコにやられてしまったチームはあまりの力の差に絶望するが、これがイクノのねらいであった。受験の時、最初に過去問を解き、試験でどのような内容がどのように出されるのかを確認する作業と一緒やね。全然歯が立たないことに嘆くだけであったメンバーに対し、イクノはチームの弱点やこれからすべきことを明確に把握。短所を補い長所を伸ばすメニューを組み、皆で練習に励むことになる。個人技を磨き、チームプレイも高めるが、試合で勝つにはあと一つ何かが足りない。イクノはそれを必殺技であると結論付け、敵の刺客から相手を攻撃する技を編み出す。その技こそがバクシンが跳躍し太陽の眩しさを利用してアタックする攻撃であった。
- 今回のシナリオの見所は何と言ってもイクノ。烏合の衆であったマチタン・ローレル・ブルボン・バクシンをチームとして一つにまとめ上げ、メニューを組み立て、練習試合の申込などもする。そんなひたむきにチームを支えるイクノの献身はどこから来るのかという疑問が生じる。この問いに対してイクノは幼少期に貰ったチャリンコの話をする。イクノは子どもの頃自分の足で走ることが出来なかったが、チャリンコならメンテ次第でどこまでも走れた思い出を語る。だからこそチームが勝利するためにマネジメントできることが嬉しいのだと語る。
- こうしてイクノの下で成長したチームは次々と敵チームを撃破し、ついには決勝へとコマを進めることになる。対戦相手は一番最初に練習試合した優勝候補のチーム。イクノたちは奮戦するも、なぜかバクシンのアタックが通じない。イクノたちのチームは必殺技に頼りすぎてしまっていたのだ。これまで技を出し過ぎたので、しっかりと対策がされており、必殺技は封じられてしまう。万事休すこれまでか!?必殺技に依存してしまったことを悔いるイクノは戦略が破綻したことで崩壊しそうになるが、それをチームメイトたちが支えることになる。戦略が破綻した戦略家が基礎ステータスの高さで殴る展開みんな好きだろ?イクノたちのチームはこれまでの過程において個々の能力がバッチリと向上しており、必殺技など無くても個人技とチームワークで十分戦えるようになっていたのだ!こうして無事に決勝戦に勝利することが出来た。