【感想】またのんき▼先生のブルアカ月雪ミヤコ本『ラブ・イット・ワン』を読んだ。

水着ミヤコの絆ストとミヤコ構文を駆使しながら先生を求めるミヤコの情愛の深さを描く話。
海に浮かんでいるミヤコを溺れていると勘違いした先生はなりふりかまわず助けに行く。
結果として勘違いであったがミヤコは先生の我が身を犠牲にする姿にトゥンクすることに。
くしゃみをする先生をミヤコが自分の身体で温めようとした所から行為に発展していく。
ミヤコ構文を用いながら求められた先生は延泊すると1日中身体を重ねて時間を過ごす。
誘うようなミヤコの仕草に先生は獣と化し肢体を貪るのだが後半になると立場は逆転。
最終的にミヤコが上位になり疲弊した先生を無理やり元気にし勃たなくなるまで搾り取る。

「獣へと落ちたはずのこの身が逆に兎に食べられている」

先生を誘い1日中二人きりでゆっくり情交を深めようとするミヤコ

場面は主に3つのパートからなる。まず第1場面。これは導入パートでありミヤコが先生を誘うという展開である。先生は早朝の散歩中海に浮かんでいるミヤコを溺れていると思い込み我が身をかえりみず助けに行く。結局は先生の勘違いであり、逆にミヤコに助けられる結果となるのだが、ミヤコは先生の犠牲的な奉仕心にトゥンクする。これまでにも先生が自分たちのために尽くしてくれたことを思い出し発情するのだ。身体が冷えてきたこともあり、先生は部屋へ戻ろうとするも、まだ二人きりでいたいミヤコは先生を誘うような振る舞いをする。先生を温めると称してその身を重ねるのである。先生が反応してしまうことは当然であり、ミヤコは自らの口で先生をいきりたたせると、薄い水着の布地を擦り付け下腹部にその精を吐き出させるのである。先生の白い体液で丹田に淫紋を描きつつミヤコ構文を用いてゆっくり愛し合う時間を求めるのだ。
 

優しく気遣いしていたのにミヤコに煽られて獣と化す先生

第2場面は先生が獣と化すパート。延泊し1日中二人きりになり部屋で過ごすことになった先生とミヤコ。発情するミヤコは作戦指示を求め、先生の言動通りに行動していく。自ら覆い被さり、その身体に先生の逸物を導いていくのだ。先生はミヤコの辛そうな表情を見て、その身体を気遣うも、ミヤコは痛がっているのではなく、4回ほど甘イキしたのを我慢していたのであった。このミヤコの発情顔を見た先生は理性が飛び獣と化したのであった。丸1日時間をかけて、正常位、チクスト、後背位、部屋着ホールド、精飲、乳輪焦らしが展開されていく。極めつけは先生が夕飯の買い出しに出ている時に、あれだけ逝かされたのにミヤコは先生のシャツを着て自らを慰めており、その耽っている様子が先生にオナバレしてしまうのである。発情するミヤコに当てられた先生は求められるままに中田氏をする。
 

先生の上位にたちその身体を貪るミヤコ

第3場面は立場逆転。ミヤコが上位となる。第2場面では先生が獣と化していたが、その獣が兎に食われるのだ。思う存分ミヤコに吐き出した先生だがミヤコはまだまだであった。先生が逝っているのにもっともっとと腰を振り、一滴残らず吐き出させようとする。先生はシャワーを浴びてもうおしまいにしようとしているのに、ミヤコはその足元に縋りつき唇と舌を駆使した口技で無理やり勃たせるのである。さらにはベッドで休もうとする先生に襲い掛かりその上に跨ると通常衣装の兎カチューシャニーハイスカーフの姿で腰を振る騎乗位で精巣から一滴残らず搾り取る。完全に先生を勃たなくさせるとミヤコは作戦終了を告げて満足する。
 

UKI UKI TSUKIYUKI

ラストは翌朝ヘトヘトに疲弊した先生をさらにデートに付き合わせようとするミヤコでオチとなる。ヤリすぎて動けない先生に対し、ミヤコが笑顔で「デートを待たせる大人は嫌いです」と言って幕引きとなる。このシーンはメンストVol.4冒頭におけるミヤコの温度差が利用されている。メンストにおける初期ミヤコは学校が潰され野宿生活を強いられていた事から大人に対して嫌悪感を抱いており、先生に対しても冷淡な態度を取って、大人は嫌いであると公言していた。ところが絆ストミヤコは好感度マックス状態であり、ミヤコの温度差が話題になっていたのである。その後、ミヤコの心情変化と先生への信頼の醸成、親愛が恋慕に代わっていく過程がメンストで描かれた。そして水着ミヤコの絆ストでは全ての場面で「ブルアカ成人版だったら閨房シーンに突入するような内容」が展開されたのである。その流れを踏まえて本作は作られており、最後の締めのコマでは、笑顔を浮かべるミヤコを描きながら「大人は嫌いです」と言わしめるのである。またのんき先生がストーリーを読み込み、それを昇華させて素晴らしい作品に仕立ててくれていることが分かる。またのんき▼先生は毎回独自のポエム的表現でその詩才を見せつけてくれるが、今回も「獣へと落ちたはずのこの身が逆に兎に食べられている」という印象的なフレーズを残している。