【感想】瓦爺先生のブルアカ火宮チナツ本「俺の生徒はサキュバスかもしれない」を読んだ。

チナツが温厚で優しい先生の理性を破壊し本能に従う雄にさせる事に快楽を覚える話。
原作チナツの絆ストは直接的な描写がないだけで二人が関係を持ったことが匂わされている。
それを踏まえた上で先生が理性を失い単なる獣に堕してしまったことが本作のテーマとなる。
先生自身は理性を失いチナツを求めてしまったことに罪悪感を覚えるのだが……。
チナツは自分が先生の理性を崩壊させ先生を一匹の獣に変えたことに喜びを感じていたのだ。
次を期待していたチナツだが罪悪感に苛まれる先生は以来地チナツを求めることは無かった。
それ故チナツは自ら先生を誘いもう一度先生の理性を破壊。誘い受けで先生を滾らせていく。

先生の理性を破壊することに快楽を覚えたチナツの誘い受けが秀逸な作品

温泉絆スト後、先生を自室に誘うチナツ

本作のシナリオは、原作の温泉チナツ絆スト後から始まる。皆さまも御存知の通り先生は温泉でチナツと裸の付き合いをしており、その晩に関係を持ったことがほぼほぼ推定されているのである。本作はその際に、先生が理性を崩壊させてチナツを求めてしまったという設定。チナツは先生に抱かれたことが嫌では無かった、寧ろ嬉しかったので、「次」を期待していた。しかしながら先生は強引にチナツを襲ってしまったことを後悔しており激しい罪悪感に苛まれていたのである。チナツは先生とぎこちない距離感が出来てしまったことをもどかしく思い、自分から先生を誘うところからスタートする。
 

誘い受けをするチナツ

本作の最大の魅力はチナツの誘い受けによる先生の理性崩壊である。温厚で穏やかな優しい先生を一匹のオスに変えてしまうことに対してチナツが感じる悦楽が大変良く表現されている。先生との関係を無かったことにしたくないチナツは温泉イベント後にゲヘナ学園を訪れた先生を自室に招く。そして先生に求められたことが嫌では無かったと改めて告げ自身の秘所に先生の手を導くのである。そこには愛液に溢れた泉があり、接吻により理性を溶かされた先生はチナツの口淫奉仕を受けて陥落するのであった。先生の為に口技を練習したというチナツはそのご褒美として犯されることを望むのだ。この時先生を誘うチナツの仕草は大変エモいものとなっている。先生はケダモノのようにチナツを貪るが、チナツはそれに悦楽を覚えていく。「あの時の先生と同じ顔だ…私のことを犯したくて必死な顔…私の好きな顔…目の前のメスを自分のものにするように、私の体を貪る先生。どうすれば先生のこの表情を見られるのか。いまはなぜかすごく理解る」。
 

先生に自分を求めさせ、また求めていくチナツ

先生の指揮は生徒の潜在能力を引き出すが、チナツから引き出されたのは魔性、さらにはサキュバスとしての資質だった!(タイトル回収)。先生を巧みに促し膣出しをキメさせたチナツは、即座にお口でいきり立たせると寸止めして焦らし、今度は後背位で先生を誘う。バックでガン突きされながら双丘を揉みしだかれ子宮への吐精を求めるチナツ。だが次第に先生はチナツの声を聞くと強制的に射精させられてしまうようになっていく。ここから攻守が逆転し、誘い受けをしていたチナツが完全に上位存在となる。先生はリアルASMRされながら騎乗位で搾り取られ、入りきらなくなるまでパンパンに注ぐのであった。
 

チナツ構文

こうして先生はチナツの中にある秘められていたものを引き出してしまった。後日、チナツの誘い受けのパターン増加はとどまることを知らない。イオリに対する先生の態度を見て学んだというチナツは公の場であるにも関わらず先生の逸物を隠れながら甘触りするなど積極性を見せるようになる。さらには原作におけるモモトークのチナツ構文を演出に用いながら、衣服から一部露出させた自撮りを送り付けて先生を誘惑するなどしていくのであった。こうしてチナツはサキュバスかもしれないとタイトル解題的なオチとなる。