ウマ娘「#summer #besties」におけるトーセンジョーダンの自己肯定感の低さについて

自己のコンプレックスの反動としてギャルをやってるジョーダンがエリートモデルであるシチーの友情を疑う話。
トーセンジョーダンはギャルのカーストにいるが劣等感が強く過去を振り返ってはたびたび曇りがちな少女。
ハイスペックモデルのゴールドシチーとトモダチになるがスカしたところのあるシチーに熱量の差を感じてしまう。
ジョーダンは一生懸命旅行プランを考えたのにシチーはどこにも出かけずホテルでのんびりしようといい寝てしまう。
これまでにもシチーはシラケたところがあったためジョーダンはシチーの友情を信じられなくなってしまうのだ。
一方シチーはこれまで打算とステータスでしか人間関係を築けなかったため、地を出せる友人は貴重であった。
そんなシチーに助言を与えるのが令嬢なのにギャルやってるパーマーであり、育ちの良さからシチーをケアする。
ウジウジしているジョーダンとシチーに活を与えるのがバンブーであり、腹を割って話せと促し和解に至る。

コンプレックスのカタマリであるトーセンジョーダン、今回のイベストではシチーの友情を疑う

トモダチだと思っていたのは自分だけかもしれないと落ち込むジョーダン

人はギャルに生まれない。ギャルになるのだ!という名言があるようにギャルになるのには人それぞれ理由がある。トーセンジョーダンの場合、能力の低さの裏返しであり、様々なコンプレックスを抱えるからこそ、ギャルをやっている。そんなジョーダンは劣等感が強く、たびたび過去を振り返り落ち込むこともしばしばであった。今回のイベストではシチーと一緒に夏季休暇を過ごせることになり、一生懸命プランを考える。だがどこかスカして冷めたところのあるシチーはジョーダンのノリに合わせてあげている感が強かった。それが露呈するのがホテルでの過ごし方。ジョーダンは遊びまくる気マンマンだったのに、シチーはラグジュアリーを楽しむとか言って寝てしまうのであった。そんなシチーを見たジョーダンは一気に曇っていく。自分の熱量とシチーのそれとを比べてしまい、これまでシチーは本当は自分のことをトモダチと思っていないのではないかとその友情を疑ってしまうのである。
 

シチーの本音を邪推しビビッてしまうジョーダン

シチーは陰のあるジョーダンを見てそのワケを尋ねるのだが、ジョーダンは自己の劣等意識のことなど語ることは出来ない。それ故シチーは不機嫌になり二人の関係にヒビがはいったのであった。そんな二人を助けるのがパーマーとバンブー。パーマーはメジロ家の令嬢という社会的地位にコンプレックスを感じていたが、本能のままに生きるダイタクヘリオスに承認されることで息苦しさから救われた。そのため友達がいなかったシチーがジョーダンに救われたことをよく理解できたのである。また育ちの良さから来る気品はカリスマモデルのシチーを凌ぐものであり、シチーも良く言うことを聞いた。そしてバンブーはギャル二人がいつまでもウジウジしていることが理解できず海に向かって叫べ、本気になって向き合えと語り、ジョーダンとシチーに本音を出すよう促す。こうして二人の擦れ違いは解消され、友情はさらに深まると言うオチになる。

バンブーさんに促され心の叫びを発するジョーダン