群馬県立歴史博物館
企画展に参加しノートに話の内容を取ってきたので整理しておく。 要旨 古墳時代の死者の埋葬の際、近畿地方では頭の位置を「北」向きにしていた。だが群馬県の場合では古墳時代終末期(7世紀)まで埋葬された死者の頭の向きは「東」だったのである。近畿地方も…
講演会に参加してノートを取ったので整理。 概要 人が亡くなった後に埋葬するのは一次葬。その後白骨を選び出して土器に納めてもう一度葬るのが再葬。東日本では弥生時代前半に弥生土器の壺の骨を納めていた(そのため壺再葬とも呼ばれる)。この独特の葬儀方…
講演会に参加しノートを取ってきたので整理しておく。※今回はレジュメが無く配布されたのは図版資料だけであり、スライドの内容も撮影禁止。そしてそのスライドも文字をパワポにベタ打ちしただけのものであった。よって演者の講話を速記でメモ出来たもののみ…
企画展に伴い実施される講演会に参加しノートを取ったので、整理しておく。 内容概略 弥生時代の墓制は西日本と東日本で大きく異なる。九州地方では甕棺墓であったのに対し東日本は再葬墓であった。再葬墓とは遺体を一度白骨化させた後で土器に納め再び埋葬…
長野方業と長尾顕景の抗争を巡る3点の書状を読み解く史料紹介的な講座内容。 書状の読解が講座の目的であり、講師が史料原文を読み下し現代語訳と解説を行うというもの。 長野方業の戦国史的な位置付け、箕輪城の歴史的意義などは特に扱われなかった。 政治…
講演会の内容をノートにとったので、整理しておくこととする。 概要 講演者は群馬県の文化財行政における重鎮とのこと。企画展の射程は近現代であるが、絹織物自体はそれ以前からあるので基礎的理解として「古代の絹の歴史」を扱うという。レジュメ、スライ…
群馬県立歴史博物館の講座を聞きに行った。ノートを取っていたので、内容を整理しておく。 講義概要 ①太田市の金山城を拠点とした由良成繁(1506~1578)に注目。上杉謙信の関東侵攻(1560)以後、北条・上杉・武田間の戦乱において由良成繁がどのように動いたの…
講演会でメモしてきた断片をノートに整理しておく。 講義概要 現在行われている企画展「日本開国と群馬の生糸-鉄道・蒸気船・電信-」の展示担当者による解説。生糸生産と生糸輸出がもたらした歴史的意義について、①開国、②ペリー、③生糸貿易、④蚕糸業、⑤絹の…
ノートにとった講座の内容を整理しておくこととする。 講義概要 日本の養蚕は古代より年一回春季に行うのが一般的であった。だが明治時代になり生糸増産が求められ夏秋期にも養蚕を行う必要性が生じた。それゆえ冷涼な施設で蚕の卵を貯蔵し孵化の時期を調節…
講座で聞いた内容をノートにとっていたので、整理しておくこととする。 講義要旨 上杉謙信は関東で戦を行っているが、新潟からどのように山を越えてきたのか。謙信の越山を取り上げて群馬(上野国)と謙信の関りを扱う。 謙信は三国峠を越えて越後から上州へや…
ノートにとった講演会の内容を整理しておく。 講義要約 幕末維新期に生糸は主要輸出品となったが、品質不良により買取価格が低かった。そのため品質を向上させる必要があり、高山社は養蚕改良に取り組み「清温育」という飼育方法を確立する。 高山社は蚕種販…
展示構成は北海道を各沿岸部に分け各地のアイヌ工芸を配置する形式。まずはじめに一点物の「イラクサ繊維製衣服」を提示し「アイヌ工芸」の特徴を見せた後、日本海沿岸→オホーツク海沿岸→交易→北千島・樺太→太平洋沿岸→群馬と続けていく。群馬とアイヌは何の…
歴史系博物館の展示パターンとして、文脈関係なく博物館が見せたい主要展示を第一に持ってきて、それから通史に入るケースがある。群馬県立歴史学物館は「埴輪」が主要展示であり、まず第一に埴輪を見せてから、古墳を紹介し、古代東国文化を推してきている…