ゆきいろ〜空に六花の住む町〜(体験版)の感想・レビュー

「ゆきいろ」は北海道での日常を描いた「明るい学園モノ」。
しかし、ねこねこソフトの「明るい学園モノ」はさにあらず。
かつては、生霊、妹と幼なじみの相克、バイク事故、学生孕ませ、子供難病、労働疎外などが描かれました。
ねこねこの学園モノシリーズは複数ライターの時、出来の差が激しい。
「ゆきいろ」の場合、マルとキナキナは面白そうだけど、先輩√は地雷のかほりが漂います。


体験版の内容・面白かった所とか印象深い所とか

まず、何よりも重い。私の低スペックPCじゃ次のヒロインのセリフが出てくるまでかなりかかる。助けて。それはさておき、内容の方は上記でも触れましたが、マルとキナキナは面白そうです。マル√はおそらく「幼少期のマルがタイムスリップしてくる」感じ?かな。幼少期から情交を深めた主人公の健ちゃんとマルは、長年連れ添った気の置けない関係で、相手のことを深く考えあっている。普段はヒロインに対して「これはどうよ?」って感じなテキストで接する主人公くんですが、それも全ては相手のことを慮ってのこと。不器用で人付き合いも下手糞で要領の悪い「ぽんこつ」なヒロインを見捨てることなく明るく元気にしてあげることを目的にしていたのだ。テーマとしてはへっぽこヒロインの自立がメインになっているかな。これがテーマになる場合、「主人公くんの存在がヒロインの成長を阻害している」ことが重要なイベントになってくるんですよね。

「そらいろ」のつばめ√の労働描写では特にそれが描かれましたし、他会社ですが「ナツユメナギサ」のあゆむ√や「with ribon」なんかもそう。何らかの事情で主人公くんと乖離せざるをえない状況に陥ったヒロインが主人公くんに依存していた状況に気付くってパターン。「ゆきいろ」では、「雪上に心情吐露を書いて伝言板」にすることが重要なキー・イベントとして登場しており、お互いが気持ちをそらしたりプチ喧嘩になったときには解消剤になっていた。だがそれは第三者が二人の気持ちを代弁したものであることが発覚、二人の絆を取り持っていたのは誰?という展開になる。しばしの探索の結果、なんと幼少期のマルが具現化していた。一体どういうことなの?ってことで体験版は終了したが、このチビマルを通して、「ヒロインの自立」がはかられるんだろうね。はたして、どんな悲劇が待ち受けているのか。主人公が死ぬのか、子供が死ぬのか。

で、キナキナ。この√の体験版は比較的早く終わる。マルと主人公くんの仲は健在で友達以上恋人未満。そんな二人にキナキナが複雑な感情を抱いていく。気を引いて欲しくて普段と違う格好をしても、気付いてもらえなくて、落ち込んで、暗い感情を抱いていく。ここから人間関係のドロドロが描かれそうで楽しみかも。