雑録

ウマ娘「ビワハヤヒデ」シナリオの感想・レビュー

超優秀な妹を持つが故にコンプレックスに苛まれるお姉ちゃんの話。
ビワハヤヒデ理論武装し、実直・堅実に能力を伸ばしていく努力肌であった。
レースも相手を分析して展開を精緻に研究し戦略的に勝利を目指していた。
その理由は才能や能力で妹に負けるため残された道は理論しかなかったからである。
理論を尊ぶビワハヤヒデの、妹に対する影を差した感情を見抜ければフラグは成立。
ビワハヤヒデと共に勝利の方程式の構築を目指すことになる。

ビワハヤヒデのキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 妹への激しいコンプレックスが理論家ビワハヤヒデを作り上げた!
    • アニメ2期でラスボスとなりトウカイテイオーの前に立ちはだかったビワハヤヒデ。なんとこのキャラも激しいコンプレックスに苛まれており、性格を拗らせていたのでした。ビワハヤヒデのコンプレックスとなるのは超優秀で怪物とも称される妹の存在。幼少期においてビワハヤヒデは姉として妹と共に走る楽しさを感じていたのですが、いつしか妹に並ばれ抜かされ追いつかなくなり、深い絶望感を抱いたのでした。そんなビワハヤヒデが縋ることになったのは理論であり、緻密な分析により勝利をもぎ取ろうとしていたのです。レースに勝利し結果を残すも、どこか影のあるビワハヤヒデの心情を汲み取った我らが主人公。その複雑な感情を前にし、一緒に勝利の方程式を作り上げたいとビワハヤヒデの専属となるのでした。
    • ビワハヤヒデ√の見せ場は、ビワハヤヒデ自身が自らの理論を虚構だと自嘲するところ。幼き日のビワハヤヒデは有能な妹への焦燥により無茶苦茶なトレーニングを重ねた挙句、せっかく妹が誘ってくれた気晴らしのかけっこで怪我をしてしまいます。ベッドの上で妹が日増しに速くなっていく姿を見せつけられたビワハヤヒデに出来ることは、頭を使うことだけでした。それ故に勝利の方程式なる妄想を作りあげ、虚構に縋っていただけだったと自らの努力を嘲笑うのでした。どこか自暴自棄なビワハヤヒデを支えるのが主人公トレーナーの役目。ビワハヤヒデの理論は虚構などではなく、確かに自分の心を揺るがしたのだと証明します。こうして主人公により肯定されたビワハヤヒデは自らの理論を信じることができ、熱発した妹の代走として出ることになったレースで見事優勝を果たしたのでした。妹にコンプレックスを抱きながらも、人一倍妹のことを思うお姉ちゃんっぷりを発揮する可愛さも光ります。野菜嫌いの妹のために細かく刻んだ野菜をトロトロに溶かしてカレーを作るビワハヤヒデかわいい。
    • ビワハヤヒデ√の後半は堅実・実直・地道な努力がクローズアップされます。夏合宿の砂浜トレーニングで他のウマ娘たちが劇的な成長を見せるなか、なかなか成果が上がらなくても焦らず弛まずトレーニングメニューをこなすビワハヤヒデ。地道に続けることこそが重要なのだということを示すのです。その手段として題材となるのがお祭りの型抜き。ここで何度失敗しながらもトライ&エラーを繰り返しながらついには型抜きに成功したように合宿の終わりには見事目標を達成することができたのでした。

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