アニメ2期とはまた異なる視点で描かれる「悪役視」されてしまうライスシャワーの話。
ブルボンの三冠とマックイーンの春天3連覇を阻んだことでブーイングを受けるライス。
折角勝利したにも関わらず栄光の賞賛は無く只々ガッカリされてしまうだけであった。
だがライスは少ないながらも自分を応援してくれる人々を知りそれに報いることを誓う。
その後、全く勝てなくなるがそれでも勝負を捨てずに頑張る姿は人々を感化させていった。
ブルボン、マックイーンとの特訓を経て春天を2連覇した際にはすっかり魅了していた。
嫌われても、負けても、勝ちたいという気持ちを持ち努力してきたライスは報われる。
この時の想いをライスは絵本に描き、それが要所で挿入された絵本だったというオチ。
ミホノブルボンとライスシャワーとメジロマックイーンの友情物語
- たとえ悪役視されても、勝てずに負けが込んでも、ひたむきに努力するその姿が尊い
- 【1】メインストーリー第2章では新たに仲間に加わったライスシャワーが主役となります。当初はなかなか勝てなかったものの、「ついてく」トレーニングを推奨され、メジロマックイーンについていき、ついには同衾するほどまでついていったライスは、メキメキと実力をつけていきます。そんなライスの前に立ちはだかるのがミホノブルボン。しかしながらブルボンが三冠をかけた戦いでは、見事ライスが勝利を収めます。けれども、そんなライスを待っていたのは、冷たいブーイング。ブルボンの三冠を見に来た観客に心無い言葉を投げつけられてしまうのです。折角のウイニングライブなのにか細い声で震えるように歌うライスの切なさよ。悲しい。
- 【2】ライスの勝利を誰も待ち望んでいない。それを痛感したライスはメンタルをやられ始めます。そんなライスに新たな目標を与えるのがメジロマックイーン。ライスに見せたい景色があると言って自分と同じ春天に出場させるようトレーナーさんに頼みます。またライスのライバルであるミホノブルボンを召喚。ライスと共にトレーニングを行い勝利を目指します。これらの特訓を経て、春天ではライスがマックイーンに勝利し三連覇を防ぎます。ここでもライスは観客からブーイングを食らってしまうのですが、マックイーンの言う通り、新たな景色を見ることになります。それが、ライスの事を応援してくれている人々の存在でした。アニメ2期ではライスのトレーナーが出てこず、ホントウにライスが孤独であり、だからこそブルボンとの百合友情が映えたのですが、チームメイトがいる世界線だとこうなるのですね(アニメ2期では「どうした急に」の二人がライスを貶さず勝利を讃えていたのが印象深かったです)。
- 【3】こうしてブルボンの三冠、マックイーンの春天三連覇を破ったライスでしたが、この後は不調が続くこととなります。観客たちはライスの結果に失望し揶揄しますが、ライスはへこたれず、何度も立ち上がり頑張っていきます。次第にその姿勢は観客を感化させゆっくりですがライスへのヘイトは薄れていきます。そしてブルボン、マック、ライスの3人で特訓に励み春天の舞台へ。ここでライスは見事1着となり春天2連覇を成し遂げます。ライスはこれらの結果を通して得た成長を絵本という形で表現します。それが第2章の所々で挿入されていた絵本であったというオチ。絵本はまさにライスの人生であったという演出が感慨深いですね。
第2章で取り上げられるウマ娘たち