AMBITIOUS MISSION (SAGA PLANETS)【体験版】の感想・レビュー

怪盗モノ。札幌大通りを舞台に義賊として不正を暴くノビレスオブリージュなお嬢様の話。
法では裁くことが出来ないグレーゾーンな悪事をイリーガルな手段で解決していくカタルシス
体験版は主人公の出身孤児院が売却の危機に遭い、それをお嬢様に救われるイベントがメイン。
お嬢様が割とポンコツであり、主人公の感謝の抱擁により即落ち2コマ漫画のように攻略される。
一番可愛いのは美春お姉ちゃん。孤児院で主人公と共に育った姉的ポジションで家族の絆が半端ない。
この美春お姉ちゃんが攻略できるのならば十分買っても良いと思われるが果たして。
ただ肝心の怪盗に関する盗み系イベントのシナリオは余り期待できそうにないかもしれない。

謎解き怪盗ADVパートよりも、事件に関わるキャラの関係性や内面描写の方がメイン

孤児院買収事件を契機に怪盗団の一味になる主人公
  • 令和の時代に怪盗モノで勝負してくるサガプラ
    • 心を盗むといえばカリストロの城やセイントテールとかが有名ですが、ノベルゲーでもnine商法で悪名高いぱれっとがその昔『すてぃーるMyはぁと』を出していたりします。そんな古式ゆかしい怪盗モノですが、令和の時代に敢えてチャレンジ!サガプラがライターさかき傘を引っ提げて挑戦してきます。体験版の第一印象として思うのは謎解き怪盗パートには期待してはいけないということ。ロジックが優れていたりとかアクションパートが燃えるとか特にそんなことはなさそう(体験版の限りでは)。
    • では何が優れているかと問われれば、怪盗を通して形成される人間関係や描写される内面描写。体験版の時点で一番攻略したいキャラは主人公の姉的ポジションの美春お姉ちゃんです。主人公は孤児院出身なのですが、そこでは義務教育を終えると進学にしろ就職にしろ外に出なければなりませんでした。高校進学を機に自立した主人公は、孤児院の経営が苦しいことに感づき、不法就労でカネを稼いでそれを足しにしようとしていました。しかしながら孤児院を買い取るのに必要な費用は3億であり、とても手が出せるものではありません。けれどもボロくて市街地から外れたところにある孤児院が3億もするわけがないと推理した怪盗ヒロインは市役所に潜入(札幌だと区役所じゃね?)。インサイダー取引の証拠をすっぱ抜き、土地買収を白紙にするのです。感謝の念を抱いた主人公は怪盗ヒロインと熱い抱擁を交わし、メンバーの一員になるというのが体験版の大きな流れです。
    • 美春お姉ちゃんは孤児院に捨てられており正確な生年月日も分かりません。主人公の事を一番構ってくれたのがこの美春お姉ちゃんであり、大学在学中にも関わらず、よく孤児院の手伝いに訪れています。主人公との間には長い年月に渡る信頼の絆が構築されており、就職しようとした主人公に青春するため進学を促したのもこのお姉ちゃんでした。主人公と夜道を歩くイベントはエモエモのエモで3億用意しなければならないことを打ち明けるシーンは個人的名場面です。体験版で孤児院問題は解決されてしまいますが、この後も出て来るといいな。出て来るよね?孤児院は主人公の実家だし。
美春お姉ちゃんかわいいね集
何も手に入れられないフラグ
体験版専用シーン
2022年5月ゲー

AMBITIOUS MISSION感想まとめ


さかき傘感想集