ガラス姫と鏡の従者「佐々良織姫」シナリオの感想・レビュー

戯画マイン。シナリオに内容は無い。花火打ち上げて終わり。
織姫√独自の主題やテーマがあるかと思いきやそんなものは無かった。
ベルとエラの姉妹間問題に織姫が介入してアッサリと解決してエンディング。
エラの動画閲覧履歴が姉妹の愛情を描いたものばかりであったことをベルに報告。
ベルとエラに胸襟を開いて話し合うように促し、あっというまに問題が解決した。

織姫√にも独自の主題を用意して欲しかったものよ

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  • ベルとエラの姉妹間問題に介入してアッサリ解決
    • 佐々良織姫は巨大財閥のお嬢様。中二病が入っておりわざともったいぶった仰々しい言い回しを好みます。デレステで言う所の蘭子語ってやつ。各ヒロインの個別シナリオは織姫がカード勝負で主人公の事を好きに出来る権利を賭けて戦うところから√分岐するので、シナリオを進める原動力としての役割を担っていると言えましょう。しかしながら織姫自身の個別シナリオは大変微妙なものとなっております。
    • フラグ生成過程において、街に繰り出しクイズ形式のポイントラリーを行うところまではまだ読めますが、その後は失速していきます。主人公を試すために街中でサバゲを行うのですが、本当に襲撃だったらどうすると主人公がブチギレ。自分のために怒ってくれる存在にきゅんきゅんしちゃう織姫は主人公に惚れこんでいくという寸法です。そして帰ってしまった主人公を追って夜中に抜け出してくるのですが、これが命取り。紆余曲折あって主人公を庇った結果、警備に見つかり謹慎処分となってしまいます。このことを知った主人公はいてもたってもいられず謹慎処分中の織姫のもとを訪れてフラグが成立します。
    • で、このあと織姫の謹慎処分を解くターンに入るのですが、結論から言うと何も解決しない。一応織姫に行事への参加禁止とクリスマスの準備という罰則が与えられるのですが、これらのイベントは何も機能せず。結局、織姫シナリオ独自のテーマは無く、メインヒロインであるベルのシナリオに乗っかる形になります。すなわちベル√では姉エラとの対立が焦点になり主人公の活躍で姉妹間問題が解決するのですが、織姫√ではこの問題に織姫が介入して解決してしまうのです。ベルとエラはお互いを想いながら行き違いになっていたのですが、そのことを織姫が知らしめるのです。具体的な手段がエラの動画閲覧履歴。エラは姉妹の愛情をテーマにした作品を好んで視聴しており、感想コメントをつけることもありました。それをベルに教えることで、エラが姉妹の愛情を大切にしていることを悟らせるのですね。こうしてベルは疎遠気味であった姉がどんなに自分のことを思っているのかを理解し、和解が成立。行事に参加できないという形でクリスマスにおける和解シーンはカットされ、織姫は主人公と共にクリスマスを過ごします。主人公及び織姫を慕うメンバーズの協賛で花火が打ち上げられておしまいとなります。

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