雑録

『フローラル・フローラブ』

フローラル・フローラブ「Informal note(リキエル√グランドエンド)」の感想・レビュー

攻略ヒロインたちと並行世界で結んだ絆パワーを用いて焼死という天からの啓示に抗うはなし。 エンド後の主人公くんが回想しながら非公式の記録として書き残した述懐という形式を取る。 人間の悪性と善性(リキエル編)・夢と挫折と現実(利成編)・ヒロイン救済…

フローラル・フローラブ「朱鷺坂七緒シナリオ」の感想・レビュー

母子家庭において母親から束縛されるヒロインが親から自立するはなし。 キリスト教ネタを用いて「ヤコブと天使のおすもう」を引用し挑戦と承認を説く描写はステキ。 主人公くんと夏乃お嬢様の支援により母親と和解できた展開はまとまっていて良かったと思う…

フローラル・フローラブ「アーデルハイト√」の感想・レビュー

斉須利成の過去を回収するためだけの装置。長い割には中身スカスカで途中で何度か寝てしまった。 良かった探しをすると「主人公が利成の代替品であるが故に女を受け入れようとした事が暴露される描写」。 自己の存在理由を確立できずウジウジと他者需要願望…

フローラル・フローラブ「椿姫こはねシナリオ」の感想・レビュー

現代社会における複雑な家庭環境と救済としての宗教をめぐる問題。あとモモンガを探すはなし。 雰囲気としてはCLANNADの渚√に近く、児童虐待で傷を負った主人公くんが大天使こはねに癒されていく。 シナリオは大きな事件もなく淡々としており平坦だが、辛い…

フローラル・フローラブ「碧衣愁シナリオ」の感想・レビュー

オマケシナリオ枠。神に仕える敬虔なキリスト教徒のシスターを情欲に染めてしまうはなし。 シスターとの情交が司教に報告されて一度は関係を断つのですが、その後も内密に関係を持つんかい!? いや『僕が天使になった理由』のように肉体関係や婚姻関係を超…

フローラル・フローラブ「美鳩夏乃シナリオ」の感想・レビュー

「階級格差間恋愛モノ」。あるいは「身分違いの恋」。イニシエの昔から使われる物語構造。 途中まで主人公くんが努力して承認されるんだろー(ホジホジ)という感じで読んでいたのだが・・・ 主人公くんの必死の努力は穿き違えたものであり、政治的多数派工作…

フローラル・フローラブ「柾鷹と過去からの解放編」の感想・レビュー

孤児院出身の主人公;柾鷹が「善意からの隠蔽」に苦しみながらも過去を清算し、自分を受け入れるはなし。 孤児院モノは読んでいて井上ひさしゲー(「握手」や「あくる朝の蝉」)を彷彿とさせますね。 幼少期に教育を受けなかったことから来る生活習慣の不得手…

フローラル・フローラブ体験版の感想・レビュー

キリスト教系富裕階層学園における異能護衛活劇モノ。 安易にデレない陰のある主人公の人物像を、救済されたヒロインたちが支えていく、バリバリの「少女救済」。 キリスト教や聖書などの世界史ネタや租税回避地や宗教原理主義などの時事問題などが上手く題…