【感想】ゴールデンカムイ4期8話「妄想ヒグマ男・松田平太師匠」

妄想ヒグマ囚人・松田平太師匠回。視聴者にミスリードさせるホラー演出が行われる。
砂金掘りの松田平太は家族と共に砂金掘ってる設定だが、実はそれは平太の頭の中の話。
最初から平太は一人芝居を演じているのだが登場キャラ達は誰も構わずに話を進行する。
そのため視聴者にはまるで本当に平太が家族と一緒に砂金を掘っているかのように見せられる。
最後にようやく杉元からツッコミが入りず頭巾ちゃんの絵画で示され門倉から解説が行われる。

漫画連載の時、最初良く分かんなくて何回か読んだ

北海道に戻った杉元たちは雨竜川の砂金の話を聞く
  • 松田平太の頭の中を視聴者に見せるギミックであり、杉元達には何も見えてない
    • 今回は平太師匠回。北海道に戻ったものの路銀が尽き果てたため、カネ稼ぎをすることになった杉元たち。砂金が残っている話を聞きつけ雨竜川に赴くとそこで砂金掘りの松田平太と出会う。杉元達は彼を師匠として砂金堀りのイロハを教わる。だが彼こそが刺青囚人のうちの一人であった。
    • 松田平太は自分が掘った砂金を家族により一夜のうちに散財されてしまうため、ヒグマを使って家族を殺させた。だが家族を殺した罪悪感は彼を狂わせ殺人衝動に駆られるようになり、ヒグマの皮を被って人を殺そうと、その衝動が収まるというのであった。このことが繰り返されるため、松田平太の頭の中には何度も家族が蘇り、未だに家族と一緒に砂金を掘っている設定。それ故、視聴者たちには松田平太ビジョンで話を見せられるので、まるで本当に家族がいるかのように感じられてしまうのである。
    • だが実際には杉元たちには松田平太しか見えておらず、彼が何か妄言を吐いているかのようにしか思われない。そしてとうとう杉元によってツッコミが入り、松田平太が家族を一人芝居で演じているだけであることが判明する。それが頭巾ちゃんの描いた絵によって示されるのだ。それに加えて門倉からの解説も挿入され、松田平太が妄想癖を持っていることが明らかになる。松田平太は以前からずっと殺されたいと思っており、ヒグマになった自分と戦ってくれた杉元に感謝しながら死んでいった。
砂金を夢見て松田平太師匠に弟子入りする杉白
全ては松田平太の頭の中というギミック
ヒグマと化した松田平太と戦うことで彼を解放する