箱庭世界において成熟と若返りを永遠に繰り返す少女たちを通して生命を描く話。
主人公たち少女は不死という設定。頭部を切断しても48時間以内ならば復活することができる。
親友が首無し遺体となってしまった主人公は死を防ぐために名探偵をすることになる。
四季くる最終作『ふゆくる』のイントロを読んで火の鳥マキムラを想起した人は多い筈。
彼女らは大人になると同じ時間をかけて赤ん坊になるまで幼くなり、再び大人になるまで成長し再び幼くなる、というサイクルを繰り返している。
輪廻から解脱するために、わざと首無し遺体となることを望んだのかのもしれない。
人間関係の整理(公式web公開時点のもの)
テキトーに作った。間違いなどがございましたらご教示くださいますようお願い申し上げます。
- 親友の頭部を探す主人公とそれを取り巻く女学生たち
- 物語は首無し遺体から始まります。シルプラで生首と言えば『リンカネーション』が挙げられるでしょう。本作も輪廻がテーマとなっており、火の鳥宇宙編のマキムラの如く成熟と若返りを繰り返すという少女たちの学園が舞台設定となっています。少女たちが輪廻から解脱するためには箱庭世界の観測者により「天才」認定されることが必要なのだとか。
- 少女たちは不死といえど、頭部を切断してから48時間経過すると本当に死んでしまうという設定です。主人公の少女は親友が首無し遺体となったので、名探偵となって頭部を探し出しその蘇生をめざす、というのがアウトラインです。
- そんな主人公を取り巻くのが8人の少女たち(多いな!)。
- イントロの時点で主人公と直接関係があると分かっているのは5人。①メインヒロインである首無し遺体で見つかった親友。②親友を救うべく探偵活動を共にする助手。③人殺しの立場から主人公に助言を与えてくれるナイフ使い。④殺人願望を抱いているからこそ殺人鬼を嫌い主人公を尾行するピンク。⑤そして主人公に不信感を抱きながらも探偵活動の許可を出したツンデレ炉利金髪ツインテ生徒会長。
- 主人公とではなくその親友と関係性があるのが2人。⑥首無し遺体となった親友の胴体を保存してくれている救護班。この人物は殺人鬼の双子でもあります。⑦首無し遺体となっているのは親友だけでなく、親友が頭部を喪失する前に首を切断された手芸部部長がいます。生首となって48時間後に本当の意味で死亡するのでこの少女はあと24時間後に死ぬ。ラストは⑧メカクレ属性の情報管理室の室長で、彼女は副会長的ポジションによって金髪炉利を補佐する役割を与えられています。
ふゆくるライターによる事前情報
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こんにゃん! しっかし、僕は殺人鬼ばっかり書いてるな。コリン・ウィルソンが大好きなのでしょうがない!
— 渡辺僚一 (@watanaberyoichi) 2021年6月7日
これは私の物語だ! 私のぶっ殺語(ぶっころがたり)だ!
— 渡辺僚一 (@watanaberyoichi) 2021年6月9日
唐突に降りて来た言葉をメモっておく
北海道を出て大阪で冬を迎えた時、草が枯れてないのを見てショックを受けたな。冬なのにあっちこっちに緑色があるのに心底驚愕した(ほぼ完成の『ふゆから、くるる。』のシナリオを読み返している)
— 渡辺僚一 (@watanaberyoichi) 2021年6月17日
シナリオに「戦いに金玉を持ち込むなッ!」(戦いに性欲を持ち込むなって意味で)って台詞を書いたんだけどアレだな『ダンダダン』は金玉を持ち込んでるな、って思った。思ったのでつぶやきました! 終わり!
— 渡辺僚一 (@watanaberyoichi) 2021年7月14日
『ふゆから、くくる。』は百合ゲーじゃないですが百合的な側面はあります。モブキャラの男とかそういうのは存在しないです。性がギミックになってるSFですのでネタバレすんな! になってしまいそうで体験版が出るまでは言いづらいですが……基本的にカプは固定です
— 渡辺僚一 (@watanaberyoichi) 2021年7月16日
『ふゆから、くるる。』の熾火澱(おきび よどみ)って変な名前だなぁ、ふと思いましたhttps://t.co/1K19bQt2g0
— 渡辺僚一 (@watanaberyoichi) 2021年7月19日
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- 【手芸部部長】「月角島ヴィカ」の特徴(シルプラ生放送124回より)
- 保守的で狂ってる。
- 上から2番目か3番目かに狂ってる。
- 狂気性の方のキャラではあるが狂気性を抑え込もうとしている。
- オキビサンは典型的な頭おかしい人だが、ヴィカは自分の理性で抑えている。
- ぐっと内に狂気性を秘めているタイプの人。
- 【首無し遺体】「霜雪しほん」の推しどころ(シルプラ生放送125回より)
- けっこう首はなかなか切られない→そこはかなり重要な話かもしれない。
- 冒頭では切られない。
- ちょっとエロいことしたりとかしてから切られる。
- エロゲーで重要キャラのエロシーンがなかったら怒られる。
- やることやってから死ぬ。
- 【情報管理室室長】「菊間塔子」回(シルプラ生放送127回)
- ①かなり変則的な話。
- フツーのゲームとはシナリオ構成が違う。かなり大幅に違う。
- 四季シリーズ共通ではなく「ふゆくる」だけの特徴。
- ②キャラ攻略について
- 主人公は(基本的に)しほんちゃん以外を落とすことはない。
- キャラは割と固定気味。攻略していくゲームではない。
- 塔子も会長とイチャイチャしているだけ。他のキャラとイチャイチャはしない。
- 百合ゲーではない。
- ③塔子のキャラ性について
- 主人公になれなかった人にしようと思っていた。
- 他の作品なら主人公になっていたかもな。
- 立場上主人公にならなかった。裏主人公的な。
- 主人公になれなかった分、活躍の場も少ない。
- 何かあったらこの子が主人公かもなというキャラにしようと思っていた
- 頭の回転がはやいというよりかは変わった感じ。
- 先のことを考えて喋っているうちにわけがわからなくなってくる。
- 何か常に企んでるっぽい雰囲気を漂わせている。
- ④書いてて楽しかったシナリオ
- 塔子と会長のからみは書いていて楽しかった。
- 百合百合でラブラブ。イチャイチャさせようと思ってイチャイチャさせている。
- ほとんど出来上がった状態からスタートしている。
- いきなりマックス。二人が好意を持ち合っていることを確認するシーンから始まる。
- 過程を描くのではなくもう既に好きーとなっているところから。
- ⑤難産だったシナリオ
- 月角島さんが動かしづらかった。
- ミステリアスな雰囲気の死んじゃうキャラ。
- 一番何を考えているか分かりづらかった。
- この人の分かりづらさがストーリーの根幹に関わってくる。
- この人が絡んでくると話が重くなる。ちょっと書きづらかった。
- お前はなんでそんなに重い女なんだ。
- 情念が強いキャラ。
- 湿っている。触ったら水がビチャって出る。黒い水が出てきそう。
- 重たい。
- ①かなり変則的な話。
- 【生徒会長】「星都チエミ」回(シルプラ生放送128回)
- 宇賀島さんとチエミはかわしまりのと青葉りんごという声優ありきでシナリオを書いた
- 炉利ツンデレ。デレスピードは速い。
- 周りが狂気性が高い中で、チエミは一番狂気性が低い。もっともまともな人間。
- 常識人と癒し担当。ツンツンしてるけど。
- 周りがおかしいからかわいく見える。みんな頭おかしい。
- チエミはどんでん返し系のキャラではない。チエミはそのままのキャラ。
- 青葉さんのイメージを使いたかった。
どうもありがとうございました。opかっこよかったですね! 青葉りんごさんに収録中に立つのかと聞かれたので、濡れるのかと聞き返したらリンゴ果汁の話になったので壮絶に記憶に残る放送になりました!
— 渡辺僚一 (@watanaberyoichi) 2021年7月14日
テーマの整理
- 12のテーゼと12種の針
- ふゆくるのイントロでは、12のクエスチョンと共に事件の鍵として12種類の針が挙げられています。と、いうことは1つの謎につきそれを解き明かす鍵としての針が対応していると考えられます。整理すると12のテーゼと12の針の対応は以下の通り。
- ①とじ針…なぜ少女達は不死なの?
- ②棒針…どうして成長したり幼化したりするの?
- ③ミシン針…学園に閉じ込められてどのくらいの時間が経過したの?
- ④絹針…どうして首を切断されても生き返ることができるの?
- ⑤つむぎ針…天才になれなかった少女はどうなるの?
- ⑥がす針…外の世界はどうなっているの?
- ⑦ふとん針…少女しかいない理由は?
- ⑧洋服針…男はどこにいるの?
- ⑨釣り針…死ぬって何?
- ⑩待針…生きるって何?
- ⑪Tピン…命ってなに?
- ⑫革三角針…なんのために、命、ってあるの?
- ふゆくるのイントロでは、12のクエスチョンと共に事件の鍵として12種類の針が挙げられています。と、いうことは1つの謎につきそれを解き明かす鍵としての針が対応していると考えられます。整理すると12のテーゼと12の針の対応は以下の通り。
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製品版感想
渡辺僚一作品感想集
- シルプラ×渡辺僚一