ぬきたし
ぬきたし1で敵サイドとして立ちはだかってきたヒロインたち。 FDでは新たに彼女らが攻略可能となったことがウリの一つでした。 しかし、彼女らは一筋縄ではいかない凄惨な過去を持っていたのです。 基本はバカゲーなノリですが、少女救済をするところが見…
バカゲーに見せかけた社会派ゲーのぬきたしシリーズ。「2」は許容と共存がテーマ。 「包摂と排除の原理」により、人間は共同体の統合性を高めるため、異端を創って排斥する。 それがマイノリティに対する差別を生み出すのだが、この問題を解決するにはどう…
非攻略キャラであった敵サイドのヒロインを攻略させるためにはどうすりゃいいですか? かつて敵であったヒロインたちと世界線ジャンプに巻き込まれ、パラレルワールドへ。 その世界はLGBTの妹の保護と引き換えに主人公くんが敵サイドに堕ちた世界線であった…
多文化共生モノ。価値観が異なる様々な人々が共存できる社会体制の創出を目指す。 革命に必要なものはいつだって大衆のエネルギー。どんな大義を掲げても大衆と結び付けられねば失敗する。 革命ゲーでは大衆に訴えかける「演説」が見せ場だが、本作でも文乃…
過去の怨恨により閉鎖的な視点に囚われていた少年が自己矛盾を受け入れ敵対勢力と手を組み大団円。 どこにでもいそうなモブと作中で評され、デブであることを気にするヒロインが、やりたい放題暴れまくる。 個人的に好きなのが近現代日本文学ネタであり谷崎…
炉利先輩の百合友情と母性愛がテーマ。孤独に戦おうとする主人公くん及び友人を愛で包み込む。アガペー。 ヒナミ√となっているが実質的には糺川礼先輩の不幸な過去が物語の原動力となっており、それをヒナミが癒す。 そして自責の念にかられ一人で抱え込みが…
多様性を認めようとせず、社会的マイノリティを抹殺しようとする社会を変革するはなし。 際限が無い人間の欲望を煽り続け、賭博や性産業に特化した資本主義が行きついた末路を風刺。 イメージとしては『火の鳥』の望郷編の終局部を彷彿とさせる(望郷編は秩序…
既成の価値観を押し付けてくるマジョリティに対し、自らの思想信条を掲げるマイノリティが変革を唱える。 利潤追求至上主義に陥り、偏った法律を無批判に尊び、多様性を認めようとしない社会をぶっ潰せ。 処女崇拝の主人公くんが同性愛妹、純情処女ビッチ、…