雑録

神様になった日 第6話「祭の日」の感想・レビュー

阿修羅回。主人公と親友となった契機と今なお続くコンビネーションが語られる。
トラックに跳ねられ膝を怪我した阿修羅をリハビリから見守り続けてきた友情を見よ。
その一方で伊座並さんと仲良くする主人公を見て佐藤ひなは嫉妬の感情を見せる。
これは重要な心情描写であり、喪失感・独占欲・慕情といった父性愛以外の心象風景。
最後は花火のシーンとなるが主人公は初めてセカイの終わりを意識することもまた重要。

阿修羅との友情と佐藤ひなの心の機微

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  • 国宝阿修羅の友情
    • Keyにおいて男同士の友情はKanonあたりから見られていましたが、CLANNADからテーマの中心の一つに据えられるようになり(春原ルート)、とりわけリトバスでは友情こそが最大の主題となりました。今回はその系譜を引き継ぎ、主人公と国宝阿修羅の友情が取り上げられます。お化け屋敷では見事なコンビネーションを活かして女子たちを驚かせます。同じ高校のバスケ部員であったことはこれまでに何度も触れられていましたが、中二からの付き合いであることや、本当の意味で親友になったきっかけが明らかになります。そのきっかけとは阿修羅の交通事故。トラックに跳ねられて膝に重症を負ったのです。一人でリハビリに励む阿修羅の元へ訪れたのが主人公であり、阿修羅を信じバスケへの復帰を待ち続けることになります。この信頼があったからこそ阿修羅は再びコートに立てたのでしょう。中二からの付き合いと言いますが、真の友となったのはこのバイク事故によるものであったことは確定的明らか?またインターハイ予選の時には一矢報いるため決行したアリウープに失敗していましたが、冷凍トラックに閉じ込められた佐藤ひなを助けるべく走行中のトラックへバイクから飛びついた時には成功を見せており、リベンジに達成!友情を確かめ合っています。

 

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  • 佐藤ひなの心の機微
    • 今回の見どころとしては、佐藤ひなが主人公に対する感情を露わにしたことと言えるでしょう。射的では二人の共同作業を成功させハイタッチを行ったりなんだりする一方で、ひな自ら主人公に伊座並さんへのアプローチを促しておきながら、いざその姿を見ると不機嫌になること限りなし。特筆すべきは型抜きの屋台において。一心不乱になり綺麗に抜き取った型を嬉々として主人公に見せようとしたのに、主人公は伊座並さんとイチャコラしていたでござるの巻き。この時に佐藤ひなが抱いた感情は、嫉妬とか独占欲とかそんなチャチな言葉じゃ言い表せない程の心の機微。今回の放送では最大の見せ場となっています。佐藤ひなは主人公にとってどのような存在なのかが議論されることが多々あり、父・娘関係説が唱えられていましたが、今回の感情変化を見せつけられると娘が父親に抱くものではないように思われてきます。また父・娘関係の和解は伊座並家編でもう既にやってしまったので、改めて主人公と佐藤ひなでやるのはテーマが被ってしまいます。それを踏まえると佐藤ひな娘説は少し弱まったかもしれませんね。

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