雑録

レヱル・ロマネスク第7話「峠の釜めし」の感想・レビュー

長野への新幹線開通の影響で信越本線では横川-軽井沢間が廃線と化してしまいます。
線路は分断され「信越」にもかかわらず、信濃にも越後にも繋がっていないとはこれ如何に。
そのためかつては隆盛を誇った駅弁「峠の釜めし」も大ピンチに陥ります。
現実だと新幹線の車内販売や高速道路のSAでの提供で生き残りを図っています。
そしてアイキャッチのキャラ紹介ではしれっと上毛かるたネタも回収。
さらに声帯を担当するのもグンマー出身の超人気声優内田彩先生です。
まさにグンマー尽くしとも言える今回でした。しかもまだ上電ちゃんが残っている!

グッズ製作というか、駅弁開発でしたね

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  • JR東日本高崎支社の観光客誘致にみるコンテンツ産業の活用について」
    • JR東日本高崎支社では鉄道観光に力が入れられており、D51とC61が運行されています。高崎支社の鉄道観光は早くからコンテンツ産業の活用を図っており、鉄道むすめとのコラボをおこなったり、SL兄弟なるクセのある劇画を展開していたりします。SL兄弟が発表された時には「公式が病気」タグが舞い踊りその正気が疑われたことで話題を呼び宣伝に成功したという事例で有名です。2020年11月現在では劇場版鬼滅を活用したSL観光を展開しており、今回題材となる峠の釜めしも鬼滅コラボを展開しています。まさにコンテンツツーリズムの見本市と言えるでしょう。「JR東日本高崎支社の観光客誘致にみるコンテンツ産業の活用について」でレポートが書けそうな気がしてきました。リアル蒸気機関車が現役で(静態保存からの復帰ですが)走っていることだけでもキラーコンテンツなのに、周辺観光施設の整備によりただ乗車するだけではなくグンマーの秘境を楽しませることにも成功し、更にコンテンツ産業の活用により普段は鉄道に興味を持っていない層にまでアプローチしてSLとグンマーの魅力を発見してもらう契機になっている上、近代産業の象徴としての鉄道は地理歴史科の教材にも利用できるという凄まじい研究事例ですな!

 

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  • 峠の釜めし
    • 以上を踏まえてか、本アニメ内においても高崎支社のキャラはトップスター扱いであり、所謂王子系キャラとして百合営業を展開しています。公式のSL兄弟もそうでしたが、なぜD51はネタキャラにされてしまうのか・・・そんな高崎支社の擬人化キャラは、グッズ製作において駅弁の開発を議題にのせます。信越本線の駅弁といえば峠の釜めしが全国的にもよく知られています(と、グンマーの民は思っています)。しかし上述したように、新幹線開通の影響で、信越本線は長野への路線が断絶してしまったのです。かつては莫大な売り上げを誇った峠の釜めしも大ピンチに陥ります。それを受けてか、高崎支社ちゃんも新たな駅弁開発に乗り出したのでした。単なる駅弁ではなく蒸気機関車とのコラボということで、D51のどこが魅力的かを相方に尋ねたところ、何と「煙突の前の樽みたいなの可愛いです」との答え。給水温め機という名称らしい……勉強になります。これを踏まえて開発されたのが、ペットボトルを筒に入れて横にして弁当の蓋の上に載せるという、「給水温め機風わっぱ飯」。飲み物を横にしちゃうとかどうなん?とか蓋の上に飲み物を載せるの?とかツッコミどころ満載ですが、まいてつ自体ツッコミどころ満載なのできっとアリなのでしょう……

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【参考】群馬県におけるキャラクターIPとコンテンツツーリズム