ひぐらしのなく頃に業 第9話「沙都子√は児童虐待モノ」の感想・レビュー

梨花の誘導で圭一自身は破滅フラグを回避しても第三の要因が襲い掛かる。
沙都子√はダム誘致賛成派の北条家の事情が描かれ児童虐待で破滅エンドとなる。
沙都子は両親が死亡し兄の悟史が失踪した為、梨花と二人で暮らしていた。
しかし北条鉄平の帰還により沙都子は奴隷生活を強いられることになるのだ!
圭一たち部活仲間は沙都子の虐待問題を解決に奮闘するがバッドエンドとなる。

輪廻からの解脱を目指すからサブタイが「業」

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  • 原作同人版はコミケごとの発表だったけどアニメで【破滅エンド→ループ】を繰り返されるとまさに輪廻の苦しみ
    • 前回までの園崎家ルートも破滅エンドに終わってしまった古出梨花。ループを繰り返して次の世界線へと進みます。原作同人版は次回作の発表まで半年以上あったのでそれほどループする苦しみを読者が味わうことは少なかったと思いますが、アニメで次々と破滅エンドが降り注ぐと繰り返される死の恐怖や現在よりも悲惨な世界線へ陥る事への不安がより直近に感じられますね。輪廻の繰り返しを発生させるものが「業」であるので、ひぐらし2020はサブタイが「業」なのでしょう(類推)。これでは梨花が発狂してしまうのも無理はありませんね。
    • そんなわけで今回の世界線は北条家ルート。ひぐらし梨花のループを繰りかえしながら物語の背景設定が徐々に明らかになっていくという構造をしていますが、今回はどんな設定が回収されるのでしょうか?今回は①北条家がダム誘致賛成派だったこと、②オヤシロ様の祟りで沙都子の両親は死亡し兄は行方不明になったこと、③悟史は少年野球チームに入っておりそのバットで撲殺すること、④詩音は圭一の攻略対象ではなく悟史とフラグを立てていた(だから沙都子にねーねーとよばせていた)こと、⑤縁者である北条鉄平が雛見沢に帰還すると沙都子虐待ルートに入ることなどが明らかになりました。
    • 両親と兄を亡くした沙都子は梨花と違ってループの記憶保持が無いので、年相応の精神年齢であり、まだまだ人恋しいお年頃。そんな時に圭一に優しくされれば、兄にその姿をだぶらせてしまうのは必定です。そしてレナ編、魅音編と同じように梨花さまカウンセリングが発動し、圭一がバッドエンドを踏まえないように御助言が下賜されます。梨花が能動的に破滅フラグを回避しようと動いている姿を見せているのが、ひぐらし2020の特徴と言えるかもしれません。梨花の助言も虚しくこれまた破滅エンドを迎える様子を皆で眺めましょう!(と、いうか現在視聴しているのが祭囃し編のカケラ集めなのかもしれない)。

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