やや戯画マイン。出奔した兄のために男装させられ身代わりにされた妹の話。
最終的に兄と妹が和解。妹は本国に戻り、身分差の恋愛を認めさせようとする。
主要イベントその1がベル√でアッサリ受かった従者試験が掘り下げられる。
主要イベントその2が兄貴分の従士の先輩とのバトル描写が繰り広げられる。
中盤以降少々ダレ気味でクリスマスイベントまでの引き伸ばし感満載であった。
身分差恋愛×2 主君が従者にお手付をするのはよくあること
- 兄がメイドと駆け落ちしたため男装&身代わりにされた妹もまた従者(主人公)と身分差恋愛してしまった
- アンナは姫君であったのですが、優秀な兄アンリに比べ不出来な味噌っかすでした。しかし兄はメイドと恋愛し出奔してしまったのです。宮廷は大わらわとなりアンナを男装させるとアンリの代わりに学園へ通わせることとなります。不慣れな学園生活に四苦八苦しているアンナの男装の秘密を主人公が知ってしまい、それを助けていくというのが大まかなストーリーラインとなります。
- アンリ√の主要イベントは二つあり、その一つが従者試験の掘り下げ。ベル√でもロイヤルサーヴァントの試験を受けるのですが、こちらはサクッと合格。一方でアンリ√ではアンリや周囲のヒロインズに支えられながら試験対策に打ち込む主人公が描かれます。アンナは自分のために一生懸命頑張る主人公に惚れこんでいくというわけです。で、この辺までは割とまだ読めるのですが、その後少々ダレてきます。ベルが織姫の影響で主人公とアンリが薔薇的BL関係を結んでいると勘違いするのとかは結構面白いんですけどね。
- アンナはアンリの身代わりとして一時的に学園に通っているわけですが、卒業まで通学するわけにもいきません。アンリ問題を解決することが要求されるわけですが、引き伸ばし感満載。ここで用意されているのが2つ目の主要イベントで兄貴分の従士の先輩との戦い。アンリとアンナを引き合わせるために主人公が奮戦します。その戦いは十分認められることとなり、兄妹の面会が実現します。愛するメイドのために第三身分にまで落ち労働する兄の姿を見て最初は文句を言おうと思っていた妹はその愛が真剣なものだと実感。アンナは本国に戻り、豈とメイド、自分と主人公の二つの身分差恋愛を認めてもらうべく、宮廷を説得することを決意します。時は飛んでエピローグ。そこには学園を卒業した主人公と宮廷を根負けさせたアンナの姿が!結構雑に二人は結ばれハッピーエンドになります。
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